2012全豪オープン9日目

  • Victoria Azarenka(BLR)[3] def. Agnieszka Radwanska(POL)[8] 6-7(0) 6-0 6-2
  • Kim Clijsters(BEL)[11] def. Caroline Wozniacki(DEN)[1] 6-3 7-6(4)

クライシュテルスとウォズニアッキの試合はちょっと見たけど、やっぱりリスクを取って攻めることができるクライシュテルスに対して、どうしても安全な範囲で攻めるのが癖になっているウォズニアッキは、GSのような大きな大会では弱いな。

ウォズニアッキも結構頑張って攻めてはいたんだけど、相手に先に攻められたときにクライシュテルスはぎりぎり追いついたような球に対しても、さらにある程度攻撃的に返すことが多いんだけど、ウォズニアッキはちょっと難しそうな球はリスクを取らずに安全に返してしまうことが多い。

さすがにディフェンス力が高いから、そういう球も相手のチャンスボールとまではならないんだけど、相手に攻撃の意思が強い場合は、そういう球を強引に叩いてきて、さらに相手のペースに持ち込まれてしまう。

ウォズニアッキも、追い詰められたセカンドセット後半は、そういう球を強引にカウンターを取ろうとしてらしくないミスをしたりしていたが、チャレンジするならスコア的な形勢が不利になってからじゃ遅い。やるならもっと早い段階でやっておかないと。

ということで、予想通り順当にウォズニアッキは消えたから、クライシュテルスのチャンスはだいぶ大きくなったな。もう片方の山がシャラポワ、クビトバが勝ち上がってきたら、それぞれの山がベテラン vs 若手の組み合わせと、相似形になるな。

  • Roger Federer(SUI)[3] def. Juan Martin Del Potro(ARG)[11] 6-4 6-3 6-2

デルポトロのできはそんなに悪くなかったと思う。スロースタートでファーストセットの出だしはぱっとしなかったけど、ファーストセット中盤からは全米でフェデラーを倒したときのような横殴りフォアクロスも打てていたし、そういうえぐい球を打っていてもそれほどミスが出ていなかった。

ただ、やっぱりこの大会のフェデラーは全盛期を彷彿させるできだ。できの悪くないデルポトロ相手にあっさりストレート勝ち。

  • Rafael Nadal(ESP)[2] def. Tomas Berdych(CZE)[7] 6-7(5) 7-6(6) 6-4 6-3

ベルディヒは、セカンドセットを取り切れなかったのがすべてか。今日のあのできだったら、ハードコートでナダルを倒すことは難しくなかったと思う。ショットのできも良かったし、攻撃するメンタルも良かった。中盤まではベルディヒが主導権を握る展開を作れていたと思う。

ただ、ナダルが不利な展開からも集中力を切らさず、持ち前の粘りとカウンターショットを活かして、何とかセカンドセットを取った辺りから、ナダルのメンタルとフィジカルの強さが、ベルディヒの持つ高い攻撃力という有利さを徐々に覆していった。ベルディヒが勝つにはあのセカンドセットは落としちゃいけないよ。まあ、あのセカンドセットを取り返したナダルがすごいんだけど。

さらに最後の方では、ハードコート仕様の攻撃型ナダルになり、ベルディヒがいいプレイをしていても上回れないところまで、レベルを引き上げていた。ベルディヒもミスは出ていたけど、最後までいい攻撃をみせてはいたんだけど、ロングマッチ後半のナダル相手に、ああいう攻撃的プレイで上回るのは難しいな。

さてこれでSFでナダルとフェデラーがぶつかる。もしかしてGSのSFでこの二人がぶつかるのは初めてか? と思ったら2005年の全仏でもあったか。

去年終盤のナダルとフェデラーだったら、このコートならばフェデラーが圧勝していそうだったけど、この大会のナダルはハードコート向けの調整がかなりできていているから、フェデラーにも対抗できそう。

昔ながらの、フェデラーのバックをヘビースピン中心で攻めつつ、フェデラーに無理な回り込みをさせて、それに対するカウンターショットを狙って行くのか。フェデラーは、去年終盤には成功していた、ナダルに対してもバックハンド攻めをやり返し、ナダルの優位な状況を作らせないようにしてから、フォアハンドによる攻撃で展開していくのか。あるいは二人ともそれ以外の戦術選択肢を用意してくるのか。

このコートならばどちらかというとフェデラー有利だとは思うけれども、ナダル陣営が去年やられた経験から、何らかの対抗策を用意してきている可能性もあるし、試合が始まってみないとどうなるかわからないなー。とてもたのすみだ((c)爆笑問題太田)。

  • Roberta Vinci(ITA) /Daniele Bracciali(ITA) def. Kimiko Date-Krumm(JPN) /Kei Nishikori(JPN) 6-3 7-6(6)

伊達錦織のミックスダブルスは2回戦負け。1回戦よりも相手がだいぶ強かったし、伊達錦織ペアはもったいないミスが多かったし、セカンドセットは競って落としたんで試合内容的に惜しかったし、錦織の体力的にももったいなかった。が、まあもう終わったこととして忘れよう。

10日目の注目試合。

  • Andy Murray(GBR)[4] vs. Kei Nishikori(JPN)[24]
  • Novak Djokovic(SRB)[1] vs. David Ferrer(ESP)[5]

マレーと錦織戦の展望などに関しては昨日ぐだぐだ書いたんで省略。一方的な展開にならないことを祈るのみ。

ジョコビッチ vs フェレールは、ヒューイット戦がなければジョコビッチの圧勝だと思っていたんだけど、ヒューイット戦の途中で自滅気味にミスを重ねてセットを取られた姿を見ていると、ジョコビッチもそれほど盤石じゃなさそう。

攻撃力の低いヒューイット相手に攻めあぐねて自滅するという展開は、フェレール相手にも同じことが起こりうる。フェレールの方がヒューイットよりも攻撃力も守備力も体力も上回っているし。

ここでフェレールが勝ち上がっても、SF以降のおもしろみが薄れそうだから、ジョコビッチに盤石に勝ち上がって欲しいんだけど、どうなんだろうなー。

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