今日の検索キーワード:ASP.NET MVC3、Subversion 1.7+Eclipse動いた

asp.net mvc3 ファイルダウンロード

ASP.NET MVC 3でファイルダウンロードのことね。ASP.NET MVC3を使っている人もちょっとは増えているのかなー。

ASP.NET MVC3は、結構すごくよくできているけれども、これって誰得な感じのフレームワークだよなー。

ずっとMS系でやってきているところは、ASP.NET Webフォーム系の資産が大量にあるだろうから、今更互換性のないASP.NET MVC系に移行しようとは思わないだろうし、MVC系フレームワークを使いたい人は実績のないASP.NET MVCなんて使わず、別言語別OSのMVC系フレームワークを選ぶだろうし。

俺みたいに、どうしてもIIS+.NETで作らなければならなくなって、でも採用フレームワークの選定は自由にしても良くて、ASP.NET Webフォームは昔やった経験からできれば採用したくなくて、という人間じゃないとなかなか実用として使う気にならないんじゃないだろうか。

ちなみにASP.NET MVC 3でファイルダウンロードではFilePathResultを使ってファイルダウンロードリクエストに応答しているけれども、FileStreamingResultってのもあって、そっちを使うとStreamを使った応答もできるんで場合によっては便利。

eclipse subversion 1.7

EclipseとSubversion 1.7関連の検索がまだまだ多いなー。いまだに俺環境ではうまく動かせていなかったんだけど、もう一度試してみることにした。

http://subclipse.tigris.org/update_1.8.x

を新しいUpdate Siteとして追加して、そこからSubversion 1.7系に対応しているはずのSubclipseを一通りインストール。環境はWindows 7 64bit+Eclipse for PHP Developer 3.0.1ね。前はJava HLでエラーが出て動かなかったんだよなー、と思いながらもう一度試してみる。

Failed to load JavaHL Library.
These are the errors that were encountered:
C:\eclipse\plugins\org.tigris.subversion.clientadapter.javahl.win32_1.7.2\libsvn_delta-1.dll: 指定されたプロシージャが見つかりません。
C:\eclipse\plugins\org.tigris.subversion.clientadapter.javahl.win32_1.7.2\libsvn_diff-1.dll: 指定されたプロシージャが見つかりません。
C:\eclipse\plugins\org.tigris.subversion.clientadapter.javahl.win32_1.7.2\libsvn_wc-1.dll: 指定されたプロシージャが見つかりません。
C:\eclipse\plugins\org.tigris.subversion.clientadapter.javahl.win32_1.7.2\libsvn_fs-1.dll: 指定されたプロシージャが見つかりません。
C:\eclipse\plugins\org.tigris.subversion.clientadapter.javahl.win32_1.7.2\libsvn_repos-1.dll: 指定されたプロシージャが見つかりません。
C:\eclipse\plugins\org.tigris.subversion.clientadapter.javahl.win32_1.7.2\libsvn_ra-1.dll: 指定されたプロシージャが見つかりません。
C:\eclipse\plugins\org.tigris.subversion.clientadapter.javahl.win32_1.7.2\libsvn_client-1.dll: 指定されたプロシージャが見つかりません。
C:\eclipse\plugins\org.tigris.subversion.clientadapter.javahl.win32_1.7.2\libsvnjavahl-1.dll: 指定されたプロシージャが見つかりません。
no svnjavahl-1 in java.library.path
no svnjavahl in java.library.path

やっぱりJavaHLでエラーが出るなー。んで、それっぽいキーワードでググっても特に情報が見つからなかったんで、そこであきらめたんだけど、今度はもうちょっと追ってみる。

http://sourceforge.net/projects/win32svn/files/1.7.2/から関連するDLLをダウンロードして入れ替えてみれば動くんじゃなかろうか。と思って、svn-win32-1.7.2.zipsvn-win32-1.7.2_javahl.zipから関連するDLLを入れ替えてみる。が、結局動かず。

うーん。Subvesion 1.7単体のバイナリからはちゃんと使えるDLLが、Eclipseプラグインから使うと動かないんだ? バイナリの問題じゃなさそうだな。

しばらく悩んで、そういえばすでにインストールされていて動作しているSubclipseのSubversion 1.6向けプラグインと競合している可能性もあるよな、と思いついた。そこで、Subversive関連でインストールされたプラグイン以外のSVN関連のプラグインを一通り削除してみる。

ちなみにプラグインの削除の方法は、[Help]-[About Eclipse for PHP Developers]-[Instllation Details]でインストール済みプラグイン一覧を出して、削除したいプラグインを選択して、[Uninstall]ね。

で、Eclipseを再起動したら、おお動いた。試しにSubversion 1.7系にアップグレード済みのローカルコピーに接続していろいろ操作してみたけれども、特に問題は出なかった。なんだ。古いプラグインとの競合だったのか。

やけに長い間はまっている割には、それっぽい情報がオンラインで見つからないからおかしいと思ったんだよな。

追記@2012/02/09)まだ検索してくる人が多いみたいなんで、現状1.7系でちゃんと動いているEclipse/SVN関連のプラグインのリストを追加しておく。

  • Subversion Client Adapter (Required) 1.8.0 org.tigris.subversion.clientadapter.feature.feature.group tigris.org
  • Subversion JavaHL Native Library Adapter (Required) 1.7.2 org.tigris.subversion.clientadapter.javahl.feature.feature.group tigris.org
  • Subversion Revision Graph 1.1.1 org.tigris.subversion.subclipse.graph.feature.feature.group tigris.org

この三つだけがあればOK。既存のSVN関連のプラグインを全部消して、http://subclipse.tigris.org/update_1.8.xから上記を追加してEclipseを再起動すれば、Subversion 1.7対応になる。

すでにローカルディスク上にある1.6以前で作成したローカルコピーに関しては、1.7以降用にアップグレードしてから使うことになり、1.6以前用のツールとは互換性がなくなる。

一度ローカルコピーをアップグレードすると1.6以前用に戻すことはできなくなるので注意。

バーチャル投げ銭もしかしたらリアルマネーになるかもサービス

個人サイト制作者に、新たな収入源となり得るのか!? クリックされる度に76円の現金収入になる「秘密ボタン」について徹底調査まとめ!! | APPGIGA!!(アプギガ)を読んで、昔考えた投げ銭のサービスを思い出したんで書いてみる。

普通にJavaScriptとかでボタンを貼り付けて、そのボタンをクリックすると投げ銭する仕組み。ただし基本的には、誰が誰にいくら投げ銭したのかだ けを記録しておき、特にその場で決済は必要ない。コンテンツ制作者には、「いくら投げ銭された」という金額が通知され、それがプールされていく(コンテンツ制作者には、「誰が」「いくら」投げ銭したか、という細かい情報は見えない方がいいと思う)。

そして、投げ銭した人 の気が向いて、後からその投げ銭サービスに対して入金したら、その金額分が、今まで投げ銭した分に対しての支払いに当てられる。今まで投げ銭した総額よりも多ければ、すべて支払いに充てられ、残った金額は後からの投げ銭支払い用にプールされる。もしも足りなければ、今まで投げ銭された分の一部の支払いに充当される。

ただし、特に入金を強制することはしない。必ずしも入金しなくてもいいと言うことは、コンテンツ制作者側にも投げ銭する人にも明確にしておく。だから、投 げ銭しっぱなしで入金せずに放置しておいてかまわない。入金しなくても、それはあくまでもバーチャルな金額という形で、コンテンツ制作者に対するポジティブなフィードバックとして伝わる。

昔Web日記の頃とか空メール(単に読んだと言うこと を通知するだけの本文のないメール)がくるだけでもそれなりに楽しかったし、別にお金じゃなくてもポジティブなフィードバックであると言うことが伝わるだけで、十分にコンテンツ制作者の報酬にはなり得る。しかもこの仕組みならば、コンテンツ制作者はもしかしたらそれが実際のお金に替わるかも、という期待感も持つことができる。

お金が絡むサービスは個人で運用したくないんで作らなかったけど、このくらいのゆるい投げ銭サービスだったら、もうちょっと使う人も増えるんじゃないかな。

って書き終わってから自分の日記を検索したら、「「へぇ」で投げ銭 」でもう似たようなことをすでに書いていた。こっちの方がもっと具体的な仕組みに踏み込んで書いてるな。

今日の検索キーワード

WordPressのアクセスログに残っている検索キーワードを肴にしてみる試み。

eclipse subversion 1.7

やっぱり困っている人が多いのかな。いまだに俺の使っている環境(Windows 7 64bit/Eclipse for PHP Developers 3.0.2)では、Subversion 1.7系APIが扱える安定版が見当たらない。ベータ系は前に試してみたときにはまともに動かせなかったから、それ以来試していないんだけど、ローカルコピーはすべて1.7系に移行しちゃっているんで、そろそろEclipseからもそのまま扱えるようにしたいところ。

ちなみに、ローカルコピーをほかのツール(Tortoise SVNとかコマンドラインsvnとか)で1.7系にアップグレードした後に、1.6系にしか対応していないEclipse上のSVN系プラグインでShare Projectしようとすると、復旧が超面倒くさいことになるんで要注意。

基本的には、

  • SVN 1.6系ローカルコピー=各サブディレクトリごとに.svnディレクトリがある
  • SVN 1.7系ローカルコピー=トップディレクトリのみに.svnディレクトリがあり、下位ディレクトリの情報もすべてそこで管理している

というだけのことだから、すべてのサブディレクトリ1個1個を地道に修復していけば、そのうち何とかなるんだけど、丸ごとチェックアウトし直してやり直した方が話が早い。

追記@2012/02/03)解決→今日の検索キーワード:ASP.NET MVC3、Subversion 1.7+Eclipse動いた

indirect modification of overloaded element

PHPのマニアックなネタだ。

class Foo
 {
   protected $_foo = array();
   public function __set($name, $value)
   {
     $this->_foo[$name] = $value;
   }
 }</pre>
$foo = new Foo();
$foo->bar = array();
$foo->bar[] = 'BAR';
$foo->bar['HOGE'] = 'HOGE';

なんて感じのことをやったら出てくるエラーね。__setとかでプロパティアクセスしているときに、最後の2行のような操作ができないよってやつ。まあこんな行儀の悪い書き方はやめておいた方が無難。

ジョコビッチ マレー 差

実績の差はもちろん大きいよねー。でもそんなことが気になるわけじゃなくて、なんでマレーはGS取れないの?ってことについて、他の人がどう考えているのか気になったんだろうなー。

今回の準決勝の戦いを見ていると、

  • 自分から攻撃するプレイの頻度
  • 大事なポイントでのサーブの有効度(ファーストだけでなく、セカンドも含めて)
  • セカンドサーブの有効度(大事なポイントだけでなく、全体的に)
  • メンタルの持久力(時々メンタルが落ちるポイントがあるのが競り合いでは大きな差になる)

が大きいように見えるよなー。逆にマレーの方が上回っているところも結構あって、

  • ベストのファーストサーブの威力
  • ベースラインでのフットワーク(特に読みが外れた場合など)
  • ドロップショットの処理
  • ネットプレイ

なんかはマレーの方が上回っているように見える。

でも、サーブに関しては、ジョコビッチはわざとファーストサーブの威力を落としてでも、トータルでのサーブ力を向上させてるよね。サービスエースはなくてもいいから、ファーストでもセカンドでも優位に立てるサーブを打つように改善した結果、今のサーブになっている。まあストローク力に自信があるからこそ、そういう風に変えていったんだろうから、マレーもそうした方がいいとは限らないけど。

フットワークに関しては、ジョコビッチとかナダルはコースが読めているときはものすごいフットワークを発揮するけど、逆をつかれると結構もろい(苦しいスライス返球が増える)のに対して、マレーはコースが読めていなくても(反応が遅れても)しっかり追いついて返せる分、だいぶ上のように見える。

ネットプレイに関しては、下手したらフェデラーよりもいいんじゃないかってくらいタッチがいいし、背が高い分高い球にも強いから、もっとがんがんネットに出てもいいような気がするが、まあそれができるくらいならベースラインからももっと攻撃するよな。

ATPシングルスランキング@2012/1/30

最新ランキングが更新された。ATPトップ20は以下。

Djokovic, Novak (SRB) 13,630 0 19
Nadal, Rafael (ESP) 10,435 0 20
Federer, Roger (SUI) 8,010 0 19
Murray, Andy (GBR) 6,900 0 20
Ferrer, David (ESP) 4,565 0 23
Tsonga, Jo-Wilfried (FRA) 4,425 0 25
Berdych, Tomas (CZE) 3,700 0 23
Fish, Mardy (USA) 2,965 0 23
Tipsarevic, Janko (SRB) 2,700 0 28
10 Del Potro, Juan Martin (ARG) 2,630 1 22
11 Almagro, Nicolas (ESP) 2,380 -1 28
12 Simon, Gilles (FRA) 2,005 2 27
13 Monfils, Gael (FRA) 1,970 2 24
14 Soderling, Robin (SWE) 1,940 -2 21
15 Lopez, Feliciano (ESP) 1,890 4 27
16 Gasquet, Richard (FRA) 1,855 2 20
17 Isner, John (USA) 1,800 0 25
18 Dolgopolov, Alexandr (UKR) 1,760 -5 29
19 Roddick, Andy (USA) 1,745 -3 19
20 Nishikori, Kei (JPN) 1,680 6 25

ついに錦織がトップ20に入ってきたよ。もう一目で全体が把握できる数しか上に残っている面子がいないよ。

上位の中では、デルポトロはまだ上にあがっていくだろうな。マレーの壁に阻まれるか、マレーの壁を越えてトップ5体制になるのかは興味深いところ。

フィッシュ、ティプサレビッチ、アルマグロあたりは、今年1年このランキングをキープできるだろうか。現在をピークとしてじわじわ下がってきそうな気がする。

ソダーリンはまだまだ復帰できないみたいだし、いったんは上位から去ることになるんだろうな。

そして、トップ4を除いた面子を見ると、直接対決で錦織が特に分が悪い相手というのは、それほどいない。相性的にティピサレビッチやガスケはちょっと気持ち悪いが、ディフェンスベースの戦い方を覚えた錦織とはまだやり合っていないから、そこであっさり相性問題を解消できるかもしれない。

というわけで、ここからさらにランキング上位を狙っていく上で、トップ4以外は特に大きな障害にはならないように見える。それよりも問題は、スケジューリングやコンディショニングを含めて、どれだけ錦織が安定感をもてるかというところ。

もともと錦織は試合に勝つ能力は高かったが、ここから問題になってくるのは、試合に負けない能力。特にスケジューリングやコンディショニングが多少難しい大会において、簡単に1回戦負けをしない能力が重要になってくる。

ひとまず目先は来週のデビスカップ。そこでシングルスに2勝して80ポイント獲得できると、非常に体力的に楽なポイント稼ぎになる。まあデビスカップはいろいろ条件が複雑なので、実際にどうなるかはわからないが、少なくとも初日のシングルスで1勝して40ポイントはゲットしておきたいところ。

それが終わると、今度は通常のツアーモードになるんだけど、そこからが今年ランキングを上げるための本番になる。

ATP250、ATP500大会で1回戦負けしないようにしっかりポイントを獲得しつつ、大会で勝ち進むほどに翌週(翌大会)に向けてのコンディショニングが厳しくなる辺りをどう調整していくか。

錦織も今年は、勝てば勝つほど体力的に厳しくなり、それがどんどん蓄積されていくというジレンマに直面することが多くなるだろう。というか、そういうジレンマに直面するくらい、安定した戦績を残して欲しい。

そして、できるだけ早い段階でそのジレンマを克服して、安定した戦績を残しながらも、怪我なくツアーを回るスタイルを身につけて欲しい。最悪のパターンは、連戦で怪我による棄権や長期離脱が発生してしまうことだ。

2012全豪オープン14日目&総括

  • Novak Djokovic(SRB)[1] def. Rafael Nadal(ESP)[2] 5-7 6-4 6-2 6-7(5) 7-5

いやーもうすごすぎた。詳しくはTwitterでの実況ログを。

体力的にはかなり厳しいスケジュールだったジョコビッチだけれども、思ったよりも体力は回復しており、序盤の動きは悪くなかった。ただし、どうにもらしくないミスが多く出ていて、ファーストセットはナダルが先取。

てっきり体調に不安がないのならば、ジョコビッチが序盤から優勢な展開になると思っていたのに。

しかし、セカンドセットからは地力の差、あるいは相性の差が出始める。セカンドセット、サードセットはジョコビッチが支配する展開で連取。

そのままフォースセットもジョコビッチが取りきるかと思っていたのだが、ナダルがそこから粘った。苦手な攻撃的なプレイを混ぜ始め、調子のいいジョコビッチからフォースセットをタイブレークの末取って、2セットオールのタイに持ち込む。

ジョコビッチはフォースセットの終盤タイブレイクに入ってからは、体力切れを気合いでごまかす状態になってしまっていた。

そしてファイナルセット。勝ちパターンを逃し、体力もきれて動きが悪くなったジョコビッチに対し、まだ体力に余裕があるナダルが先にブレイク。

完全に終わったと思ったところだが、ジョコビッチはそこから粘った。体力切れでフットワークは落ちているが、ストロークには集中できていてのびのあるいい球を打ち始める。逆にナダルはここに来てじわじわとフットワークに陰りが見え始め、ジョコビッチにすぐさまブレイクバックを許してしまう。

あとはもうどちらも1ポイント1ポイントのせめぎ合い。きわどい球でポイントを取り合うが、ナダルがここに来てフットワークが後一歩足りない感じのミスを増やし始め、ジョコビッチが先にブレイク。

しかしナダルもあきらめない。次のジョコビッチのサービングフォーチャンピオンシップでブレイクポイントを握る。どちらも体力がきついが、まだナダルの方がわずかに余力がある。これをブレイクバックできればナダルが有利になる。

しかしジョコビッチも後がないのをわかっていて、自分から攻撃してポイントを取り返し、ブレイクポイントをセーブ。しかしまだナダルの方に動きの躍動感がある。ジョコビッチは何とかついて行く状態。

ナダルはファイトを続ける。ナダルらしからぬ低い弾道のストロークがコードボールになる。1度目は何とかコート内におさまるが、2度目のウィナーを狙った球はコードにはじかれ、アウトになってしまった。コードにあたらなければジョコビッチは追いつけなかっただろうか。

そしてチャンピオンシップポイント。ナダルは、ボディよりに来たストロークをうまくさばけずに、体の正面近くでスライスに逃げようとしたがミスヒット。ネットを超えず、(←ほかのポイントと記憶が混ざった模様。見直してみたら全然違った。ジョコビッチのサーブで崩してからのフォアハンド逆クロスウィナーだった)ジョコビッチの勝利。

どちらが勝ってもおかしくない、本当にぎりぎりの勝負だった。しかし、フィジカルが万全の状態ならば、ジョコビッチがナダルを上回っていることも、再び証明された試合でもあった。

というわけで、今大会のベストマッチは以下。異論は認める。

2012全豪オープン13日目

  • Victoria Azarenka(BLR)[3] def. Maria Sharapova(RUS)[4] 6-3 6-0

シャラポワの、あまり角度をつけない強打一辺倒の攻撃は、完全に攻略されてしまっていたね。シャラポワのテニスの内容が悪かったというのではなく、シャラポワの戦術の幅のなさが悪かった。というか、WOWOWの事前採点でシャラポワの戦術を5点満点に評価していたのって誰?

あと、わかってはいたけどああいう競り合いになると、シャラポワのフットワークのなさはひどいな。手が届く範囲の球の強打の安定感に比べて、振られたときのショットクオリティがあまりにも低い。

アザレンカは、序盤わかりやすく緊張していて、振れていない感じだったけれども、すぐに堅さがほぐれたのが良かったね。初GS決勝のプレッシャーに慣れるのに、ほんの1、2ゲームしかかからなかったのは、メンタル的にも有望。

内容的にも、シャラポワよりも技術の幅も広いし、パワーでも負けていなかったし、とても上手くて強い戦い方だった。低い球をしっかり腰を落として対応しつつ、しかもスピン量を増やしてコースを厳しくしたりもできていて、ストロークのバリエーションだけでもシャラポワよりも上だった。

今後のWTAは、アザレンカとクビトバがメインで引っ張りつつ、それをGSでは妨害するベテラン勢って構図になっていくのかな。ウォズニアッキもポイントランキングではまだまだ上位で戦えるだろうけど、GSを取れるようになるには何か大きく変えていかないとだめだろうな。

さて残りは男子決勝。

  • Novak Djokovic(SRB)[1] vs. Rafael Nadal(ESP)[2]

ジョコビッチの体力はどのくらい回復しているのか。ナダルはジョコビッチに連敗している状態を変えるための何かを見つけ出しているのか。

序盤ジョコビッチがナダルを圧倒するが、勝ちきる前にジョコビッチの体力が切れ、それでも何とか一方的な展開になるのを阻止しようと粘るが、最後はナダルが体力勝ちするという展開を予想。

ジョコビッチが勝つためには、序盤からナダルを圧倒して試合時間を短くしつつ、普通ではあり得ないが、ナダルが序盤で心が折れるような展開に持ち込まないと難しいかな。

2012全豪オープン12日目

  • Novak Djokovic(SRB)[1] def. Andy Murray(GBR)[4] 6-3 3-6 6-7(4) 6-1 7-5

序盤はクオリティの高い長いラリーが続く、さすがジョコビッチとマレーと感心する試合内容だったのだが、ジョコビッチがセカンドセット早々に如実に体力切れとわかる動きになり、それに対するマレーも自分からのイージーミスが減らせず、一気に勝ちきれない展開になると、これは好試合なのか駄試合なのか、非常に判断に迷う内容になっていった。

そして、ジョコビッチがメンタルの力で体力切れの体を何とか動かしているうちに、マレーまでも体力切れの様相を見せ始め、双方体力切れの体を振り絞って戦う、好試合になっていった。ただ、これは俺が期待してたんとちゃう。

サードセットのタイブレークをマレーが取ったが、それでもマレーのメンタルを考えると優勢とは思えない状態。実際フォースセットは追い詰められて体力の限界を超え始めたジョコビッチがあっさりと取り返す。

そして、ファイナルセット。こうなってしまってはもうマレーの勝ちはないかと思ったのだが、ジョコビッチが1ブレイクアップで迎えたサービングフォーマッチを、予想外にマレーが奪い取って追いつく。この辺りはマレーのメンタルの成長と取っていいのか。

さらに、5-5のジョコビッチのサービスゲームで、ジョコビッチが15-40とほぼ試合を決定づけるような二つのブレイクポイントを握られる。ここを取っていればマレーが勝てたのだろう。ジョコビッチにも余裕がなかった。しかしジョコビッチはこの大ピンチをなんとかセーブしてキープする。

続く5-6からのマレーのサービスゲーム。ジョコビッチと同じく15-40という大ピンチを迎えるマレー。しかしマレーはこのピンチをしのぎきれず、ジョコビッチに攻めきられて、マレーは守りきれずに、ジョコビッチの勝利。ほぼ5時間のロングマッチを序盤から体力切れで実力を発揮しきれなかったジョコビッチが制した。

これがジョコビッチとマレーの差なんだろう。マレーもサーブ自体は追い詰められても入っていたんだけれども、ストローク戦で後手後手に回って負けてしまった。

ジョコビッチは最初からずっと自分から相手を振り回していき、リスクを取って戦い続けていたので、どんな状態でもしっかり前向きに戦えていた。マレーはどうしても相手が仕掛けてからのカウンターがメインになってしまうため、いざというときに相手の動きに合わせてしまうことが多い。それでも通常ならば十分戦えるけれども、本当に大事なポイントで自分からポイントを作っていけないのはきつい。

試合を通して見るとやはり大事なところでのサーブの入りや、セカンドサーブのクオリティはいまいちだったが、最後の最後ではファーストサーブがしっかり入っていたので、その部分はマレーも克服してきているように見えた。

が、やはりディフェンス&カウンター主体のストローク戦は、GS準決勝・決勝ではトップ3に対して厳しい。いつでも自分から攻撃した方がいいとまでは言わないが、もっと自分から攻撃する頻度を増やして、大事なポイントで自分からポイントをもぎ取ることになれておいた方がいいのでは。

一方勝ったジョコビッチだが、ヒューイット戦、フェレール戦、マレー戦と、5セットマッチの中盤から体力がきれて動きが悪くなっている。マレー戦に至っては試合時間と内容が濃かったせいもあって、中盤と言うよりは序盤から動きが悪くなっていた。

それでもマレーにまでは勝ちきれたが、こんなフィジカルでナダルにも勝ちきれるのだろうか。体力的に完調のジョコビッチならば、今回の調子がいいナダルに対してもかなり優位に戦えるはずだが、さすがにマレー戦の2セット目以降のような動きだったら、ナダルは見逃さずにあっさり勝ちきってしまうだろう。

特に日程的にはナダルよりもジョコビッチは不利なので、フィジカル的なマイナス面はかなり大きそうだ。今回は序盤ジョコビッチが押し勝つが、セカンドセットからサードセットで体力がきれたジョコビッチを、ナダルがしっかりと押し戻して逆転勝ちする展開になるのではないだろうか。

13日目の試合。

  • Victoria Azarenka(BLR)[3] vs. Maria Sharapova(RUS)[4]

女子シングルス決勝。アザレンカが勝って、ますます女子は混戦になると予想する。

2012全豪オープン11日目

  • Victoria Azarenka(BLR)[3] def. Kim Clijsters(BEL)[11] 6-4 1-6 6-3

ファイナルセット、アザレンカ優勢の展開ながらもクライシュテルスが怒濤の追い上げモードに入り、非常に厳しい攻撃を仕掛けてきたのに対して、しっかり攻撃を仕返して勝ちきったアザレンカ。GSを取るための試練を受けて、それを見事に乗り越えたように見えた。

GS準決勝という場ではあったが、このプレッシャーを乗り越えられたのならば、アザレンカはGS決勝でのプレッシャーも乗り越えられるのではないか、と感じられた。

  • Maria Sharapova(RUS)[4] def. Petra Kvitova(CZE)[2] 6-2 3-6 6-4

逆に、クビトバはシャラポワの攻撃に対して、最後技術やフィジカル的ではなく、メンタル的に押されてしまっているように見えた。すでにGSを取った経験があるクビトバなのに。一方のシャラポワはさすが。メンタルはやはりすばらしい。

女子シングルスSFの結果は、どちらの試合も予想とは逆になってしまった。決勝の予想としては、クライシュテルスの洗礼を乗り越えたアザレンカが、シャラポワの単調な強打を跳ね返して勝つのではないかと思っているのだけれども、全然予想が当たる気がしないなー。

GS決勝のプレッシャーはまた別物で、アザレンカが最後にへたれて負けちゃうのかも。

  • Rafael Nadal(ESP)[2] def. Roger Federer(SUI)[3] 6-7(5) 6-2 7-6(5) 6-4

そして、こちらの結果も私の予想とは逆だった。まだ私はフェデラーが強かった頃の幻想を信じすぎているのかなー。でもファーストセットのできを見たら、やっぱりハードコートではフェデラーの方が上のように思えるのだが。

ファーストセットのフェデラーのできはすばらしかった。ナダルはまだエンジン全開という感じではなかったが、それでもフェデラーのミスは少なく攻撃は厳しく、ナダルのディフェンスを上回る早い攻撃を仕掛けてポイントをどんどん取っていった。

しかし、ナダルが徐々に調子を上げていき、スーパーディフェンスやスーパーカウンターが顔をのぞかせ始めると、フェデラーのミスが増え始めた。

普通に決めにいったのではナダルに拾われてしまう。カウンター攻撃を受けてしまう。

そういうプレッシャーにより、狙い球がより厳しい方にずれ、ドロップショットは後一歩でネットを超えず、オープンスペースを狙った鋭いストロークは低く狙いすぎてコードに阻まれた。

それでもサーブの強さを活かし、セカンドセット以外は競った展開を作り出したが、ナダルの安定した強さを乗り越えることはできなかった。

ナダルは安定して強い球をしっかりと返し続け、振り回されても振り回されてもディフェンスし、フェデラーのウィナーにしか見えない攻撃に対してスーパーカウンターを狙っていった。フェデラーはすばらしい攻撃もみせるが、どうしてもミスを減らすことができなかった。

ファイナルセットの終盤、ナダルのマッチポイントをしのいだフェデラーのプレーは、さすがフェデラーという内容だったが、なぜあのプレーがあそこまで追い詰められる前にできなかったんだろう。その辺りがやはり年齢による影響なんだろうか。あのプレーがもっと早い大事な局面で出せていれば、試合結果も変わっただろうに。

一方ナダルはフェデラーの逆襲に遭っても動じず、しっかし跳ね返してみせたのは、フェデラーよりも大事なポイントでギアを上げて結果を出す能力が高いということか。

12日目の注目試合。

  • Novak Djokovic(SRB)[1] vs. Andy Murray(GBR)[4]

ナダルの相手はどちらになるのか。

ジョコビッチには、ヒューイット戦途中でみせた謎の疲労による失速と、フェレール戦で起こった左足太ももの怪我の影響という、二つのフィジカル的な問題がある。一見どちらも大きな問題ではなさそうに見えるが、それはジョコビッチが今後のことを考えて、できるだけ問題が小さく見えるように振る舞っているだけかもしれない。

一方のマレーは、体調的には盤石だろう。ここまでフィジカル的な問題はほぼ出ていないし、楽な勝ち上がりを続けてきているので、体力にはまだ余裕があるはずだ。錦織戦の内容は、マレーにしてはいまいちだったが、対ジョコビッチということでしっかりテンションを上げて試合に臨んでくるだろう。

ただ、ここまでマレーはあまり自分から攻撃するプレイをしてきておらず、ジョコビッチ戦ではそれでは勝てないので、自分から攻撃する展開を使ってくるはずだが、そこで安定したプレイができるだろうか。

去年の楽天ジャパンオープン決勝のナダル戦のように、しっかり自分から攻撃してポイントを取っていくプレイが最後までできれば、GSという舞台でも、相手がジョコビッチだろうがナダルだろうが勝ちきれる能力はある。

しかし、攻撃がうまくいかず、メンタルが不安定になり、ファーストサーブの入りが悪くなったら、ジョコビッチに勝てる気がしない。

現時点のコンディションだけを見たらマレーが優勢。しかし実績などを加味すると、ジョコビッチが優勢といった感じか。さあどうなる?

2012全豪オープン10日目

  • Petra Kvitova(CZE)[2] def. Sara Errani(ITA) 6-4 6-4
  • Maria Sharapova(RUS)[4] def. Ekaterina Makarova(RUS) 6-2 6-3

女子シングルスは順当な結果で、若手実力派とベテラン実力派の組み合わせがそれぞれ残った。

  • Andy Murray(GBR)[4] def. Kei Nishikori(JPN)[24] 6-3 6-3 6-1

残念。だけどまあ順当だし、個人的には、思ったよりも現時点での錦織のテニスがマレーに通じていたことが、ちょっと嬉しかった。

特にストローク戦は、普段通りのバックハンドクロス中心のラリーで、マレー相手でも少しは優勢に展開できていたのに驚いた。マレー相手ならば、あのバックハンドクロスラリーで押し負けるのではないかと思っていたが、通常モードのラリーならば錦織のバックハンドはマレーにも引けを取らないのか。

あと、ストローク戦での左右の振り回しに関しても、マレーが相手だったらもっとカウンター気味の逆襲を食らって不利になるのではないかと思っていたのだが、そんなこともなく普通に錦織が主導権を握った状態での振り回しができていた。

まあ、マレーの守備力が高いんで、錦織が主導権を握った状態でいくら振り回しても、なかなかポイントに結びつけることは難しかったのだが。

また、振り回すときに錦織の方も、マレーのカウンターが出にくいように、あまりショートクロスになりすぎないように気をつけていたように思う。アプローチからネットに付くときも、あまり角度をつけずにパスのコースを限定するようにでたり。

サーブに関しても、思ったよりもボディサーブと緩急が効いていて、後半慣れてきたらマレーにリターンでがんがんと叩かれるのではないかと思っていたんだけど、リターンで主導権を握られるシーンはそれほどなかった。もちろんもっとサーブがいいにこしたことはないけれども、あのくらいのサーブだったら全然OKだ。

リターンに関しては、マレーのファーストがあまり良くなかったから、ファーストのリターンがどのくらい通じるのかはよくわからなかったけど、セカンドのリターンに関しては結構いやらしく叩いていけていたし、十分プレッシャーをかけられていたと思う。

一番大きな違いだったのは、ブレイクポイントやゲームポイントのような大事なポイントをしっかり取りきる力。マレー相手に10回もブレイクポイントを握ることができたのに、結局2回しかブレイクできなかった。

その辺りは大事なポイントでレベルを上げる余力と、ポイントを取るための切り札的な戦術の有無が大きいんだろう。この部分に関しては、元々錦織は得意な方だから、実戦経験を積み重ねながらトップ4にも通じるようなポイント奪取能力を身につけて欲しい。それができればトップ4相手にもっと戦える。

マレーのできもテンションも、試合を通してマックスからはほど遠かったけど、錦織のできの方も疲れもあったしベストという感じではなかったので、今回の内容は今後のマレー、ひいてはトップ4との戦いに際して十分参考になるだろう。

今シーズンこれでスタートダッシュはできたので、あとは怪我に気をつけながら、しっかり現在のランキングの有利を活かしていけば、全米後のトップ10入りも夢じゃないはず。すげー期待してる。

  • Novak Djokovic(SRB)[1] def. David Ferrer(ESP)[5] 6-4 7-6(4) 6-1

結果だけ見るとジョコビッチの楽勝に見えるけれども、実際にはかなり問題がある内容だった。

まずファーストセットは、ジョコビッチはそれほどペースを上げずに、それでもフェレールよりは優位な展開を維持しながら、1ブレイクしてセットを取った。しかし、フェレールの粘り強いラリーに長々とつきあわされ、6-4の割にはほぼ1時間かかるセットになった。

そしてセカンドセット。途中でバックハンドサイドに大きく走らされたディフェンシブなショットの際に、左足太ももを痛める。結局メディカルを呼ぶこともなかったので、怪我の程度を推し量るのは難しいのだが、セカンドセットのほとんどの時間、足の怪我の影響を感じさせるような動きが多く、ミスも格段と増えた。

セカンドセットの最後の方には怪我の影響を感じさせることは少なくなりタイブレークを取りきったが、時々完調とは思えない動きをみせることがあったので、実際のところは完全に問題がなかったわけではないだろう。

セカンドセット中盤からサードセットにかけては、足への負担を軽減するためか、ウィナー狙いのショットの割合が増え、しかも徐々にショットの内容が良くなっていったため、一気にサードセットを取りきって勝ったのだが、その辺りも本来の作戦だったのか、怪我の影響を受けての作戦だったのかが気になる。

ヒューイット戦中盤に失速したときも、突然疲れが出たみたいなことを言っていたらしいが、ジョコビッチに関してはここに来てフィジカル的な不安が大きく顔をのぞかせ始めた。フィジカルが完調じゃなければ、マレー相手に勝ちきることも難しいのではないだろうか。

11日目注目の試合。

  • Kim Clijsters(BEL)[11] vs. Victoria Azarenka(BLR)[3]
  • Maria Sharapova(RUS)[4] vs. Petra Kvitova(CZE)[2]
  • Roger Federer(SUI)[3] vs. Rafael Nadal(ESP)[2]

女子は、ここからクライシュテルスとクビトバが残って決勝を戦うという予想なんだけど、シャラポワは相変わらず頑張ってるねー。面白みがなくて好きなプレイスタイルではないけど、あのひたすら愚直に強打で攻撃を続けるメンタルの強さは買う。でも今ならクビトバの方が上かなー。

そして、フェデラー vs. ナダル。今ならフェデラーが7:3で有利とみているんだけど、ナダルにはフェデラーがいやがるプレイをする能力があるから、実際にやってみないとどうなるかはわからない。ナダルのできもいいし、つまらない試合にはならないだろう。楽しみ。

2012全豪オープン9日目

  • Victoria Azarenka(BLR)[3] def. Agnieszka Radwanska(POL)[8] 6-7(0) 6-0 6-2
  • Kim Clijsters(BEL)[11] def. Caroline Wozniacki(DEN)[1] 6-3 7-6(4)

クライシュテルスとウォズニアッキの試合はちょっと見たけど、やっぱりリスクを取って攻めることができるクライシュテルスに対して、どうしても安全な範囲で攻めるのが癖になっているウォズニアッキは、GSのような大きな大会では弱いな。

ウォズニアッキも結構頑張って攻めてはいたんだけど、相手に先に攻められたときにクライシュテルスはぎりぎり追いついたような球に対しても、さらにある程度攻撃的に返すことが多いんだけど、ウォズニアッキはちょっと難しそうな球はリスクを取らずに安全に返してしまうことが多い。

さすがにディフェンス力が高いから、そういう球も相手のチャンスボールとまではならないんだけど、相手に攻撃の意思が強い場合は、そういう球を強引に叩いてきて、さらに相手のペースに持ち込まれてしまう。

ウォズニアッキも、追い詰められたセカンドセット後半は、そういう球を強引にカウンターを取ろうとしてらしくないミスをしたりしていたが、チャレンジするならスコア的な形勢が不利になってからじゃ遅い。やるならもっと早い段階でやっておかないと。

ということで、予想通り順当にウォズニアッキは消えたから、クライシュテルスのチャンスはだいぶ大きくなったな。もう片方の山がシャラポワ、クビトバが勝ち上がってきたら、それぞれの山がベテラン vs 若手の組み合わせと、相似形になるな。

  • Roger Federer(SUI)[3] def. Juan Martin Del Potro(ARG)[11] 6-4 6-3 6-2

デルポトロのできはそんなに悪くなかったと思う。スロースタートでファーストセットの出だしはぱっとしなかったけど、ファーストセット中盤からは全米でフェデラーを倒したときのような横殴りフォアクロスも打てていたし、そういうえぐい球を打っていてもそれほどミスが出ていなかった。

ただ、やっぱりこの大会のフェデラーは全盛期を彷彿させるできだ。できの悪くないデルポトロ相手にあっさりストレート勝ち。

  • Rafael Nadal(ESP)[2] def. Tomas Berdych(CZE)[7] 6-7(5) 7-6(6) 6-4 6-3

ベルディヒは、セカンドセットを取り切れなかったのがすべてか。今日のあのできだったら、ハードコートでナダルを倒すことは難しくなかったと思う。ショットのできも良かったし、攻撃するメンタルも良かった。中盤まではベルディヒが主導権を握る展開を作れていたと思う。

ただ、ナダルが不利な展開からも集中力を切らさず、持ち前の粘りとカウンターショットを活かして、何とかセカンドセットを取った辺りから、ナダルのメンタルとフィジカルの強さが、ベルディヒの持つ高い攻撃力という有利さを徐々に覆していった。ベルディヒが勝つにはあのセカンドセットは落としちゃいけないよ。まあ、あのセカンドセットを取り返したナダルがすごいんだけど。

さらに最後の方では、ハードコート仕様の攻撃型ナダルになり、ベルディヒがいいプレイをしていても上回れないところまで、レベルを引き上げていた。ベルディヒもミスは出ていたけど、最後までいい攻撃をみせてはいたんだけど、ロングマッチ後半のナダル相手に、ああいう攻撃的プレイで上回るのは難しいな。

さてこれでSFでナダルとフェデラーがぶつかる。もしかしてGSのSFでこの二人がぶつかるのは初めてか? と思ったら2005年の全仏でもあったか。

去年終盤のナダルとフェデラーだったら、このコートならばフェデラーが圧勝していそうだったけど、この大会のナダルはハードコート向けの調整がかなりできていているから、フェデラーにも対抗できそう。

昔ながらの、フェデラーのバックをヘビースピン中心で攻めつつ、フェデラーに無理な回り込みをさせて、それに対するカウンターショットを狙って行くのか。フェデラーは、去年終盤には成功していた、ナダルに対してもバックハンド攻めをやり返し、ナダルの優位な状況を作らせないようにしてから、フォアハンドによる攻撃で展開していくのか。あるいは二人ともそれ以外の戦術選択肢を用意してくるのか。

このコートならばどちらかというとフェデラー有利だとは思うけれども、ナダル陣営が去年やられた経験から、何らかの対抗策を用意してきている可能性もあるし、試合が始まってみないとどうなるかわからないなー。とてもたのすみだ((c)爆笑問題太田)。

  • Roberta Vinci(ITA) /Daniele Bracciali(ITA) def. Kimiko Date-Krumm(JPN) /Kei Nishikori(JPN) 6-3 7-6(6)

伊達錦織のミックスダブルスは2回戦負け。1回戦よりも相手がだいぶ強かったし、伊達錦織ペアはもったいないミスが多かったし、セカンドセットは競って落としたんで試合内容的に惜しかったし、錦織の体力的にももったいなかった。が、まあもう終わったこととして忘れよう。

10日目の注目試合。

  • Andy Murray(GBR)[4] vs. Kei Nishikori(JPN)[24]
  • Novak Djokovic(SRB)[1] vs. David Ferrer(ESP)[5]

マレーと錦織戦の展望などに関しては昨日ぐだぐだ書いたんで省略。一方的な展開にならないことを祈るのみ。

ジョコビッチ vs フェレールは、ヒューイット戦がなければジョコビッチの圧勝だと思っていたんだけど、ヒューイット戦の途中で自滅気味にミスを重ねてセットを取られた姿を見ていると、ジョコビッチもそれほど盤石じゃなさそう。

攻撃力の低いヒューイット相手に攻めあぐねて自滅するという展開は、フェレール相手にも同じことが起こりうる。フェレールの方がヒューイットよりも攻撃力も守備力も体力も上回っているし。

ここでフェレールが勝ち上がっても、SF以降のおもしろみが薄れそうだから、ジョコビッチに盤石に勝ち上がって欲しいんだけど、どうなんだろうなー。