夏休みを別荘で過ごす仲むつまじい両親と娘。を演じるように依頼された若年寄の主人公。西澤保彦っぽい話ではあるけれども、理詰めではなくファンタジー方面。キャラクターとかストーリーの雰囲気は嫌いじゃないんだけど、ちょっとシンプルすぎたかな。あそこで話を終わらせずに、もっと先まで話を進めて欲しかった。

これは面白いSF短編集だ。いろいろなネタをいろいろなやり方で料理していて、そのどれも面白い。ちょっとファンタジーよりのグレッグ・イーガンというか。

特に表題作の「あなたの人生の物語」が良かった。最初のうち「なんてだるい書き方なんだろう」と思ったんだけど、読み終わるとあのだるい書き方が効果的だったことがわかる。あと、天使の話もなかなかすごいな。ファンタジックな存在をああいう身も蓋もない形で描くってのは、ほかのものを使って書いても面白そうだな。

ほかの作品も読みたいなーと思ったら、解説によればとても寡作な人らしい。残念。

今更だけどやっぱりGoogleニュースはいいなー。なんかもう一般ニュースチェックはRSSリーダーなんて使わずに、Googleニュースだけでおなかいっぱいだよ。blogmapを再構築するときには、Googleニュースの存在を前提に、それと補完するような方向性を探さないとな。

あと、そのうち作ろうと思っていた、同一内容のニュースをまとめる機能（Googleニュースがやっているような）もやっぱりあった方が便利だな。見だしレベルでやるならそんなに難しくないんだけど、本文レベルまで使って内容の同一チェックをかけるとなると、各サイトの記事HTMLの構造解析用データベースを作らなきゃいけなくなるんで、面倒くさくて手を出していなかった。

ふつうにやると、特徴的なパターンを探して、タイトル・本文部分を抽出する（メニューや広告を排除する）って感じになるんだけど、Googleはもしかしてそういうやり方ではなく、もっと一般的な解析ロジックとかで対応してたりするのかなー。そういうアプローチでうまく行くんだったら、チャレンジしてみたいところだけど。

一般ニュースサイト系は、HTMLが腐っているところが多いんで（見出しが<font size="4">とかだったりすることが多く、しかも揺らぎも多い）、解析用データベースを作っているとうんざりするんだよな。

で、Googleニュースで見かけたネタなんだけど、うちが車上荒らしにあったときも指紋採取なんてしませんでしたが、何か？　っつーか、いかにも通り一遍の外見的な被害状況をチェックして、被害内容を事情聴取してそれでおしまいでしたが。「捜査怠る」んじゃなくて、埼玉県警の標準的な捜査内容だったんじゃないの？　うちの場合は、いかにも「被害届だけは受け付けたけど、この程度の事件は捜査しませんよ。偶然別件で犯人が逮捕されたらいいですね」的な扱いだったんだけど。

ああでも

一応うちの場合は「雨が降っていたから指紋採取しても無駄だからしないね」と言っていた気もするな。ってことは、雨が降っていなかったら指紋採取したのか？　でも雨を理由に採取しないってのも、ちょっと無理があるよね。

ランキング表示を追加しました。ランキングといっても、順位がどうこうという目的ではなく、いろんな軸で一覧表示する機能を追加した、という程度の意味合いです。

まだまだ導入部って感じなのかな？　上遠野浩平的キャラクターと世界観（哲学）はそれなりに楽しいけど、この作品単体ではなんか「ふーん」って感じのできだ。未消化度が高いというか。今回の表面上の主人公たちなんて、見事にどうでもいい扱いだし。この作品は、上遠野浩平作品世界の中でどのあたりに位置づけられるんだろうなー、などという観点から見れる人は結構おもしろがれそうだけど、そうでないならもうちょっとシリーズが進むまで（ってシリーズ化されるのかな？）待った方がいいかも。

相変わらず面白いなー。一昔前に流行ったジェットコースタードラマみたいな展開だ。でも、ジャンプで一度読んでいるんでコミックスのインパクトが薄れる。もうジャンプ読むのやめようかなー。どのマンガもコミックスまで我慢してから読んだ方が面白がれるからなー。

有里さんがライトノベル系のデータをレーベルごとに網羅的にインポートする作業を始められてます。公式サイトへのリンク情報付きってのは、作るのは大変そうですけど情報としては有用ですね。

こういう作業は、何人かで共有するアカウントを作ってそれで作業するのがいいのかも。あるいはWiki的にパスワードを公開しちゃって、名無しさんも含めて共同作業するというアプローチもあるけど、リスクとメリットどちらが大きいかなー。

その手の共同作業で入力したいデータとしては、

• レーベルやジャンル・出版社ごとの書誌情報
• 新刊情報
• 各種ランキング情報

なんてあたりがあるんですけど、新刊情報（ISBN付き）ってどこで入手するのが一番早いんだろう。

まあある程度参加者が多くなれば、後ろ二つに関しては、口コミ的情報の集約で十分に対応できるかもしれない。

新刊情報

ブックポータルの週間新刊情報を試しにインポートしてみた。

とてもわかりにくいけど、「この話題を取り上げたサイト」のところに。そのうちblogmapをMMとの連携部分も含めてきちんと作り直さないと。

中島らもは一通り読んだつもりだったんだけど、まだ読んでいない本を発見したんで買ってみた。表題作のプロレスラーをはじめとする、ちょっと変わったお父さんたちの話。面白いんだけど、ちょっと子供向けすぎた。本の作り（文字の大きさと行間の広さ）が特に。