日記
CoCoonを返した (13:50)Edit

CoCoonが来た」で書いた、50日体験キャンペーンに当選して一ヶ月ちょっとの間使ってきたCoCoon CSV-P500を昨日返却(着払いで発送)した。

スカパーと連動し、適当なキーワードで好きそうな番組を適当に録画し、見なかった番組は勝手に消えていく、というコンセプトは確かに悪くない。特にCoCoonがある間は、「F1」とキーワードに入れておけば、F1の放送日を気にしなくても勝手に録画してくれたのが、一番便利だった。

ただ、10万円出して買いたいというほどのものではなかった。というのは私の場合、ハードディスクレコーダーとしてすでに東芝のRD-X2を持っているので、ハードディスクレコーダーの基本性能はすでに魅力にはならない、というのが大きい。多分ハードディスクレコーダーを持っていなかった人が体験すれば、それだけで購入する動機になるだろう。

ちなみに、インターフェースのできが悪い東芝機と比べると、CoCoonの操作性はものすごくよかった。一般的な家電としては、複雑すぎていまいちだろうけど、並の1/10くらいのできであるRD-X2と比べれば5倍は使いやすい。

あと、EPG番組表)機能があるというのはやはり便利だった。特に地上波とスカパーの両方のEPGがあるというのは強力だ。スカパーチューナーとも専用端子を使って完全に連動する。そして、うちのスカパーチューナーのEPG画面よりも、ジャンル別表示などの機能が用意されたCoCoonの方が圧倒的に使いやすい。

キーワード登録は思ったよりも使いにくかった。というのは、登録できるキーワード数が少なすぎる(地上波、スカパー3個ずつ)し、うまくヒットするキーワードを用意するのも難しい。情報量の少ないEPGで提供されるデータを元に、自分の好みの番組をヒットさせたいならば、簡単な正規表現くらい使えないと納得いく設定が出来なそうだ。ジャンルをキーワード化してしまうと山のようなゴミ番組が取られてしまうし。

DVDメディアが扱えないという点は、やはりかなりのマイナスだ。CoCoonがある間はRD-X2はほとんど使わなかったのだけど、そうすると後でちゃんと見たい番組なんかもCoCoonで録画することになってしまう。しかし、テレビなんか観ている暇はほとんどなかったので、結局CoCoonで録画した番組はそのまま見ずに返却することになってしまった。外部メディアがあれば、ひとまずDVDに落としておくことが出来たのに。

RD-X2ユーザーによるCoCoon体験記はこんな感じでしたとさ。

Published At2003-09-08 00:00Updated At2003-09-08 00:00