日記
自ウェブロを持って他ウェブロへのコメントを認証する仕組み (13:50)Edit

Web日記/blog/CMS/掲示板(面倒なので以降はウェブロ)が持つ、第三者からの投稿を受け入れる仕組み(コメント/ツッコミ/TrackBack/レス)において、その投稿者が管理するウェブロをもって認証する仕組みを用意できないだろうか。

ウェブロを持つ人間はウェブロの存在を持って認証を行い、持たない人間はAnonymousとして扱うイメージ。

簡単に思いつく方法としては、コメントを投稿する際になんらかの認証キーとウェブロURLをパラメータとして付加し、ウェブロ内に含まれるなんらかの情報と認証キーをマッチさせることによって、確かにそのウェブロ管理者からの投稿であることを認証する、という手段が一つ。ただこれは、投稿先管理者に認証キーを知られても安全な(騙られない)仕組みを考える必要があるだろう。

もう一つの思いつきとしては、コメントなどの投稿をすべてTrackBack I/Fと同じような仕組みのコメントI/Fを使って、自ウェブロ管理システム経由で処理する仕組み。

TrackBackの場合は、コメントしたい相手の記事に関して記事(エントリー)を書き、その固定URLを使ってTrackBackを送ることになるが、単なるコメントの場合はわざわざ記事を書く手間はかけたくない。そこで、コメントを書くだけで自動的に(ダミーの)記事が生成される(一応固定URLを持つ)ようにしておく。そして、そのURLをコメントI/Fを使って送信する。

コメントI/F経由でコメントを送信されたウェブロシステムは、コメント固定URLの内容をHTTP GETし、確かにそのコメントが含まれていることを確認することによって、そのURLを持つウェブロ管理者からの投稿であることを認証する(あるいはワンタイムパスワードとかMD5SUMみたいなもので認証してもいい。統一されたAPIを定義する必要はあるが、技術的な難度は低いだろう)。

他サイトへのコメントをするたびに、わざわざコメントI/Fのようなものを経由するのは面倒ではあるが、それによる利点もある。

他のウェブロにコメントなどを投稿する場合、現状ではその投稿者が自分であることを、メールアドレスやウェブロURLを付加することによって通知しているが、メールアドレスやURLなどは第三者でも簡単に騙れる。しかも、騙られた事実を騙られた本人が気付くことは非常に難しい。他サイトへコメントする際の自己証明問題は、早期に解決しておく必要があるだろう。

また、さまざまな他サイトにコメントをしていると、自分がどこにどのようなコメントをしたのかを把握しきれなくなる場合がある。自ウェブロシステムを経由してコメントを行うようになれば、自ウェブロシステムにおいて、自分が他サイトにつけたコメントを一覧管理することが可能になる。

多分実際には、ちょっとしたツッコミ的な内容に関しては、そのまま相手先で投稿し、ある程度自己証明をしておきたいと思う内容や、自分でそこにコメントをつけたことを把握しておきたい場合に、自ウェブロ経由でのコメント送信を選ぶことになるだろう。となってくると、自ウェブロ(管理ツール)の自分専用ポータルとしての意味合いが大きくなってきそうだな。


なんてネタも、何らかの特許に抵触したりしているんだろうか。知りたくないから調べない。


2003/11/3

ああ、コメントシステムをメールで使われているような電子署名系の仕組みに対応させるという手もあるな。コメント本文のチェックサムを秘密鍵で暗号化して付加し、受信側は公開鍵で複合化して確認って感じだろうか? ってそこまでやるのはリッチすぎるか。

Published At2003-11-02 00:00Updated At2003-11-02 00:00