日記
秀丸のアウトライン機能 (13:51)Edit

秀丸エディタの現在の最新ベータ版に載っている「強調表示一覧の枠」(旧アウトライン)っていいな。秀丸のアウトラインマクロ系をいくつか試してみて、結局どれも使わなかったんだけど、実際のところこの最新ベータに載っている擬似アウトライン機能で十分使えるよ。

これって本格的にテキストを解析してアウトライン化しているのではなく、いわゆる「強調表示」機能によって強調された部分を抽出しているだけなんだけど、うまく使うと十分アウトラインエディタっぽく使える。

具体的には、テキストファイルの強調表示設定を、「^[\s\t ]*○」と「^[\s\t ]*●」とか、適当にアウトライン見出しに使うマークを決めて、それを「行の強調」に設定しておき、「強調表示一覧の枠」の設定で「強調一覧」「行の強調」を有効にする。すると、

秀丸のアウトライン機能イメージ

な感じになる。位置は左側が好み(というか、そうしないとウィンドウサイズの調整がやりにくい)。

アウトラインの解釈はリアルタイムで行われるし、左側の強調行をクリックすると右側の対応する行にちゃんと飛んでくれる。さらにインデントを箇条書きとかに対応したえらいモードに設定しておくと効果的な感じ。

ちょっとだけ特徴的なキーワード(それも自分で好きに設定できる)をアウトラインタイトルに使うだけで、それがアウトラインになるってのはうまい仕組みだなー。たとえばPHPのソースコードだと「^[\s\t]*class\s」とか「^[\s\t]*function\s」とか「^[\s\t]*var\s」とかを強調表示設定しておけば、クラス、関数、変数定義が抽出されて、一見アウトラインをちゃんと解析しているっぽく見えるわけだ。

今まで構造化エディタとか、もっとリッチなアウトラインエディタとか、WikiMemo(自作)とかいろいろ試してみたけれど、これが一番軽快に動作して使えるかも。

Published At2004-03-05 00:00Updated At2004-03-05 00:00