日記
Ajaxを非同期のパーソナライズナビゲーション生成に使う (19:04)Edit

思いつきネタ(from mixi日記)。

Webページを生成する際に、そこに含まれる特定キーワードに関するマウスイベントをフックする。「そのキーワードにマウスカーソルをあわせると関連情報が表示される」といった機能(ユーザーへの利益)を提供しつつ、それによってユーザーがどのキーワードに興味があるかというフィードバックを得る。

フィードバックはJavaScriptレベルである程度キャッシュされつつ(負荷対策)、Ajaxで非同期にサーバーに送られ、サーバーのユーザーセッションに保存される。

サーバーはユーザーセッションにたまった「興味のあるキーワード」や「今まで閲覧したページ」などの情報を使い、そのユーザー向けにパーソナライズした情報を返す。パーソナライズされた情報はWebページを生成する段階で返すこともできるし、Ajaxを使って非同期・動的に返すこともできる。

用途としては、ユーザーがあるページを見ている間に、(ページ遷移なしで)そのユーザー向きの広告を選択して表示したり、あるいはそのユーザーが次に見るべき(推奨)ページへのリンク(ナビゲーション)を動的に提供したり、とかそういうの。Amazonがやっているお薦めなんかも、これを使うとかなり洗練されたインターフェースになりそう。blogmapでもできるかな?

反応いろいろ

実装はしてみたいけど、こんなことをやっているページがひとつでも 登場したら、ユーザーはJavaScriptをOFFにしそうだなぁ

僕個人としても自分がカキコして公開した情報以外のものが勝手に蓄積され再利用されるのは好きじゃないのだ

ユーザーに無断でそういうことをやったら、いろいろ非難を受けるだろうから、やるなら「そういうものだ」と明示した上でやらないとまずいでしょうね。

ただこのネタのAjax以外の部分は、高度なアクセス解析(ユーザー追跡)+パーソナライズ情報の提供という、別に珍しくないネタなんで、ある意味「それはそれとして」脇に置いておきたいところ。

ここでのポイントは、「Amazonのお薦め商品みたいな、(サイト内で完結した)パーソナライズ情報の提供を、ページ遷移をせずにページ内で完結して実現できたら、スマートなナビゲーションになるんじゃない?」というところなんで。

あ、あと

パーソナライズ情報の収集手段として、「キーワード」のイベントハンドラを使うってのもポイントか。というか多分「キーワードをクリックして表示した履歴を追跡」と「キーワードにマウスカーソルをかざすだけで追跡」の差が大きいんだろうな。

その辺に関しては、『作ろうと思えばキーロガーやマウストラッカーなんてのも作れるわけなので、サーバーに何を送ってるのかわからないというのは、ちょっと気味が悪い。Operaでは通信状態がステータスバーに出る。Operaの実装はプライバシーに配慮したものだろうと思う。』あたりの話につながるんだよな。

Published At2005-03-08 00:00Updated At2005-03-08 00:00