日記
膨大な情報を整理せずに保存するためのタグ (15:17)Edit

あるものを見たときに、人はそれについて雑多な考えを思い浮かべる。その雑多な考えは、文章化するには曖昧で、また情報量が多すぎて、どれだけ言葉を尽くしても、正確に記述することはできない。

そこで、その雑多な考えを、そこから連想したいくつかの文字列に代表させて表現してみる。それがタグだ。

タグは雑多な考えとイコールではない。タグは、その対象となるものと合わせて見直したときに、そのタグを記録したときに思い浮かんでいた雑多な考えを復元するための、手がかりである。

どれだけ言葉を尽くしても表現できないような膨大な情報を、いくつかの文字列という手がかりに代表させることによって、その情報量のままに保存する試み。それがタグだ。

という捉え方も面白いと思う。これはタグを付ける人とそれを解釈する人が同一人物である場合の話だけど、複数人でタグを共有する仕組みの場合にこのような考え方を適用してみても面白そう(続けて書こうと思ったけど、発散してまとめきれなかった)。

Published At2005-08-03 00:00Updated At2005-08-03 00:00