日記
感想記Edit

マツコ&有吉の怒り新党 2011/10/26

コンビニなどでレジに並んでいて、支払金額が出てからようやく財布を取り出す。駅で切符券売機に並んでいて、自分の順番がきてから初めて切符の料金や、あまつさえ今からどこに行くかを路線図を見て調べ始める。そういう周りの人たちに気を使わない、次の準備をあらかじめできないタイプの人がいる。

そういう人たちは、普通の人が次の準備をしているはずの時間、普通だとそれ以外にやることがないはずの時間に、何を考え、何をしているのか? そういう人の実例としてあげられたマツコのマネージャーは「(そういうときに何を考え、何をしているのか)わからない」と答えた。この質問、実際にそういう人たちに聞いて統計を取ってみたい。

知らないことを簡単に人に聞くな、自分でググれ。というネタから、昔は辞典や事典で調べるか、そうでなければ知っていそうな人に聞いてみるしかなかったという話に。私の場合は、ネット以前の時代に知らないことで手近な本などで調べることが困難そうな疑問については、小さい頃は親に尋ね、ある程度大きくなってからは本当に必要なこと以外は、そういう疑問を持ち続けること自体をあきらめていたように思う。

インターネット+Google+スマートフォンという強力かつ高速かついつでも使える情報検索ツールがそろっている今となっては、本当にどうでもいい疑問ですらいちいち調べて答えを確認してしまうようになった。昔と比べてみると本当に恐ろしい情報革命が起こったものだ。ちなみに私は現代用語の基礎知識派だった。

立ち読みの話。昔は私も、超人ロック当時発売分全巻や幻魔大戦全20巻を一気に立ち読みしたりしたこともある、凶悪な立ち読み野郎だった。しかし、ここ10年くらいはほとんど立ち読みはしていない。買うかどうか悩んだ本の内容をぱらぱらと確認する程度だ。

その分岐点となったのは、中学生くらいの頃からずっと続けていた、週刊漫画雑誌をほとんど全部(立ち読みで)読む習慣を、10年ほど前に完全にやめたことだろう。まるで中毒のように20年くらい読み続けていた週刊漫画雑誌だったが、あるとき面倒くさくなって1~2週間読むのをやめたところ、そこですべての漫画のストーリーが飛んでしまい、それで一気にどうでもよくなってやめることができた。

新三大○○は、今回はダルビッシュの奪三振がテーマ。この企画、いかにも放送時間が繰り上がり&延長されたけれども、従来の企画だけだと尺が足りないので、無理矢理でっち上げた企画っぽい。また、マツコと有吉がいなくても成立するような内容だったりして、やっつけ感が否めない。

のだが、この番組のメイン企画自体も、番組開始当初は似たような印象を抱いていたことを思い出した。マツコと有吉という、今テレビで毒をはかせたら面白い二人をメインに持ってきた割には、企画の詰めが甘い番組だなー、など。

しかし、そのゆるさが逆に味になって今のおもしろさにつながってきているように思う。マツコと有吉にがちがちに毒をはかせようという企画だったら、今のようなおもしろさは出ていなかっただろう。というわけで、この新三大○○企画もそのうち予想外の方向に熟成されて面白くなったりするのではないだろうか。取り上げるネタが毎回ものすごい振り幅で試行錯誤中っぽいが。

今回のダルビッシュネタは、野球が好きなナレーションのナイツの塙とかも企画会議に参加しているんじゃなかろうか。

ナインティナインのオールナイトニッポン 2011/10/28

矢部も40歳。ナイナイは比較的若く見えるコンビだったんだけど、もう全然若手じゃなくなっちゃったなー。やってることはいまだに若手っぽいネタが多いけど。

たまさか。確かに岡村がラジオでよく使うから何となく耳に残ってしまっていて、思わず口に出てしまうことがありそうで、口に出しちゃってから「なんでこんな言葉使っちゃったんだろう」と後悔しそうな面倒くさい言葉だ。

冲方丁 マルドゥック・フラグメンツ

次作アノニマスはスクランブルからだいぶ先の話になるのか。今作に含まれている予告短編を読む限りでは、かなり重い話になりそうだ。

あと、改訂版のスクランブルはかなり大規模に書き直したバージョンだったのね。そっちも読んでみようかな。自作が古びないように、数年おきにどんどん改稿して改訂版を発売していくというスタイルは、作品のタイプにもよるけれども結構有効だよな。特に冲方みたいにスタイルを実験的にどんどん変えていくような作家だと。

アニメとかドラマだとリメイク版ってよくあるけど、あれはたいてい元々の原作があるものを別メディア化しているんで、元々がリメイクみたいなもんだしな。

Published At2011-10-28 16:38Updated At2011-10-28 16:38