テニス観戦記
ATPシングルスランキング@2012/1/30Edit

最新ランキングが更新された。ATPトップ20は以下。

Djokovic, Novak (SRB) 13,630 0 19
Nadal, Rafael (ESP) 10,435 0 20
Federer, Roger (SUI) 8,010 0 19
Murray, Andy (GBR) 6,900 0 20
Ferrer, David (ESP) 4,565 0 23
Tsonga, Jo-Wilfried (FRA) 4,425 0 25
Berdych, Tomas (CZE) 3,700 0 23
Fish, Mardy (USA) 2,965 0 23
Tipsarevic, Janko (SRB) 2,700 0 28
10 Del Potro, Juan Martin (ARG) 2,630 1 22
11 Almagro, Nicolas (ESP) 2,380 -1 28
12 Simon, Gilles (FRA) 2,005 2 27
13 Monfils, Gael (FRA) 1,970 2 24
14 Soderling, Robin (SWE) 1,940 -2 21
15 Lopez, Feliciano (ESP) 1,890 4 27
16 Gasquet, Richard (FRA) 1,855 2 20
17 Isner, John (USA) 1,800 0 25
18 Dolgopolov, Alexandr (UKR) 1,760 -5 29
19 Roddick, Andy (USA) 1,745 -3 19
20 Nishikori, Kei (JPN) 1,680 6 25
ついに錦織がトップ20に入ってきたよ。もう一目で全体が把握できる数しか上に残っている面子がいないよ。

上位の中では、デルポトロはまだ上にあがっていくだろうな。マレーの壁に阻まれるか、マレーの壁を越えてトップ5体制になるのかは興味深いところ。

フィッシュ、ティプサレビッチ、アルマグロあたりは、今年1年このランキングをキープできるだろうか。現在をピークとしてじわじわ下がってきそうな気がする。

ソダーリンはまだまだ復帰できないみたいだし、いったんは上位から去ることになるんだろうな。

そして、トップ4を除いた面子を見ると、直接対決で錦織が特に分が悪い相手というのは、それほどいない。相性的にティピサレビッチやガスケはちょっと気持ち悪いが、ディフェンスベースの戦い方を覚えた錦織とはまだやり合っていないから、そこであっさり相性問題を解消できるかもしれない。

というわけで、ここからさらにランキング上位を狙っていく上で、トップ4以外は特に大きな障害にはならないように見える。それよりも問題は、スケジューリングやコンディショニングを含めて、どれだけ錦織が安定感をもてるかというところ。

もともと錦織は試合に勝つ能力は高かったが、ここから問題になってくるのは、試合に負けない能力。特にスケジューリングやコンディショニングが多少難しい大会において、簡単に1回戦負けをしない能力が重要になってくる。

ひとまず目先は来週のデビスカップ。そこでシングルスに2勝して80ポイント獲得できると、非常に体力的に楽なポイント稼ぎになる。まあデビスカップはいろいろ条件が複雑なので、実際にどうなるかはわからないが、少なくとも初日のシングルスで1勝して40ポイントはゲットしておきたいところ。

それが終わると、今度は通常のツアーモードになるんだけど、そこからが今年ランキングを上げるための本番になる。

ATP250、ATP500大会で1回戦負けしないようにしっかりポイントを獲得しつつ、大会で勝ち進むほどに翌週(翌大会)に向けてのコンディショニングが厳しくなる辺りをどう調整していくか。

錦織も今年は、勝てば勝つほど体力的に厳しくなり、それがどんどん蓄積されていくというジレンマに直面することが多くなるだろう。というか、そういうジレンマに直面するくらい、安定した戦績を残して欲しい。

そして、できるだけ早い段階でそのジレンマを克服して、安定した戦績を残しながらも、怪我なくツアーを回るスタイルを身につけて欲しい。最悪のパターンは、連戦で怪我による棄権や長期離脱が発生してしまうことだ。

Published At2012-01-31 12:51Updated At2012-01-31 12:51