日記
ネットの距離感Edit

他人との接触に関して、俺の場合はどちらかというと、誰とでも距離を置き気味なのが基本だ。そういう距離の取り方で人に対した結果として、相手がどう対応するかについてはあまり気にしない。いやがる相手に無理に接触しようとは思わないけれども、ある程度親しくつきあえそうな相手との間でも、ある程度距離を置き気味なポジションをキープする。現実でもネットでもそのあたりはあまり違わない。

そういう人間にとっては、ネットってのはかなり過ごしやすい場所(場の標準的な距離感と、自分のポリシーとしての距離感が似通っている)なんだけど、人とはできる限り親しくつきあおう(距離を近づけよう)というポリシーの人は、ネットでは過ごしにくいのかもしれない。ネットは、情報のコミュニケーションは簡単にとれるけれども、感情のコミュニケーションは取りにくいメディアだし。

前に誰かがweb日記におけるコミュニケーションについて、「web日記間のリンクによる言及では、被リンク者が“反応しない”という反応を取りやすい」みたいなことを書いていたっけ。あれは誰だったかなー。

* 追記

最後の段落の「web日記間のリンクによる言及では、被リンク者が“反応しない”という反応を取りやすい」のソースをumeyaさんにコメントで教えてもらいました。正確には、

ところで、「場の存在しないコミュニケーション」の最大の利点って、知っているだろうか。それは、自分に都合の悪いコミュニケーションの要求(リンク)を「誰にも後ろ指をさされることなく、また自分に大きい負担を強いられることなく、無視できる」ことだ。つまり、自分にとって都合のいい要求だけを選択してコミュニケーションできるということ。

という表現でした。

Published At2002-06-22 00:00Updated At2002-06-22 00:00