日記
ふーん、これを信じる人がたくさんいるのかEdit

例の日木流奈君を巡る問題。NHKの該当番組は見ていないし、関連したニュースなどをネット上で眺めただけで、実物を読む気も(たとえ立ち読みだとしても)全然なかった(基本的にうさんくさいと感じつつも、細かく検証する価値すら感じない、という態度)んだけど、たまたまネット上で彼が書いた文章とやらを読むことができる場所があったので、読んでみた。ぶへー。これは見事に、修辞法だけはそれなりに身につけたあまり文学的才能がない大人が、子供というものはこうであるべきだ・こうであって欲しいと決めつけつつ描いた子供の視点による文章だよなー。もうちょっとリアリティのある破綻(=大人的な発想の枠を超える部分)があればそれなりに面白いとも思えるだろうに、そういう部分がまったく見あたらないし。なんでまあここまで、子供らしいみずみずしい感性なんてかけらもなく、逆に大人的な硬直した感性のみが目立つ文章になってしまっているんだろう。これってもともとは親が子供の名前をペンネームに使って、想像で子供の考えていることを文章化(創作)しようと思って書き始めたものが、勢い余って現在のような扱いにされてしまったってだけなんじゃないか? まあそのあたりはある意味どうでもいい(そういう形態で創作物を発表すること自体はあってもいい)んだけど。でもできればペンネームは「日木流奈」じゃなくて、「Luna」あたりの微妙な表現(日木流奈=Lunaなのかは曖昧)にしておいた方がいい気がするよ。

Published At2002-05-15 00:00Updated At2002-05-15 00:00