日記
痴漢の被害にあった女性の過失Edit

アドレナリンショックの掲示版で、露出度の高い服装を着ていた女性が痴漢にあった場合女性にも過失はあるのかどうかという議論が盛り上がっていたようだ。

さすがに被害者に過失があるとは思わないな。っつーか、被害者にも過失があると言う人はそんなにいるんだろうか? ただ、あまりにも「痴漢にあった」ということをあちこちで(俺の視界の中で)言って回るようだったら、「よりリスクを減らす余地はあるよなー」とも思うだろうな(思っても口には出さないけど)。それを口に出すと、「被害者にも過失がある」という意見の持ち主と取られてしまうのかな?

あと、男性(の一部)が「痴漢という行為をそれほど重大な犯罪だと考えていない」のと同様に、女性(の一部)も「痴漢という行為をそれほど重大な犯罪だと考えていない」ようにみえることがあるんだけど、その辺はどうなんだろう? 男性にそう思う人が多い(と女性は考えている)から、それにあわせて(トーンを変えて表現して)いるだけなのかな? ってまあ、“重大な犯罪かどうか”なんてのはあまりにも漠然としすぎていて、あんまり意味がある議題になるとは思えないけど。

自分が満員電車とかに乗ったとき、無駄に両手を高く上げた状態をキープしている自分を客観的に眺めると、なーんでこんなことをしなきゃならないんだろうな、と思うことはよくある。「単に電車に乗っているだけの自分がここまで(過剰な自衛)しなきゃならないのかよ」というむかつきが、それに比して自衛の念が少なそうな(露出の多い服装をしている人)女性に対する不当な攻撃性に転嫁するってのは、一般論としてはあるかもね。俺の場合は、満員電車に乗らざるを得ないような社会状況に対しての、(心情的な)攻撃性を誘発されることが多いけど。

Published At2002-06-22 00:00Updated At2002-06-22 00:00