日記
2002/06/24(月) 占いと思春期Edit

以前から常々感じることですが女性は男性と比べると「受容力」に優れていると思います。女性は良くおしゃべりといわれますがそれだけではなく相手の言うことも良く聞いています。長時間会話が続くということは話すことも聞くことも両方上手だということです。相手の話を聞くという作業は思うほど簡単なことではありません。どのマネジメント論やリーダーシップ、コミュニケーションのセミナーでも(ほとんどの場合受講者は男性なのが面白い)繰り返し教えられることは相手の話を聞けということです。逆に考えればそれだけ人は相手の話を聞かないということにほかなりません。相手の話を聞くことにはメリットもありますがリスクもあります。それだけ異質な考えと出会う機会が高まりそれを自己の内部で処理する必要が出てきるからです。ここで僕が女性が優れていると思うところは女性は自分の考えと異質な考えを並列に処理することができ多くを受容できる点です。男性の多くは並列処理が苦手で「俺が正しいか、おまえが正しいか」の直列処理をしようとします。相手の話を聞きすぎると自己が危機に陥る場合があるのです。

なるほど興味深い話だ。それが男性女性の違いの問題なのかどうかはともかくとして、「話を聞くことがうまい」=「(他人の)異質な考えを受容することができる」というのは、アプローチとして面白い。

自分の場合について考えてみると、「異質な考えを受容することが苦手」というわけではないけれども、「異質な考えも、自分の中にある可能性としての異質な考え」レベルで解釈してしまいがちで、異質な考えを異質な考えとしてそのまま(まったく異質なままに)受容すると言うことはない。そのため、よほどの“異質さ”がない話の場合は、話を最後まで聞く前に、それを自分の中にある“異質”パターンの一つとして解釈してしまい、途中で聞くことに飽きてしまう。そういう理解の仕方はそれはそれでありだとは思うけれども、そういう理解の仕方をしていることを自覚しておかないと、危険な方法でもある。ということを、意識するようにしておこう。

Published At2002-06-25 00:00Updated At2002-06-25 00:00