日記
CowardじゃないAnonymous (20:11)Edit

ネット上で匿名で発言する利点はいろいろある。よけいな気遣いをせずに発言できるし、記名発言に付随する後腐れがないので、発言に対する敷居が低い。そのため匿名を許容する場においては、非常に活発な発言が期待できる。その具体的な事例は2chで多数目にすることができるだろう。

ネット上で匿名で発言する欠点はいろいろある。無神経・誹謗中傷発言によって傷つく人・怒る人が現れ、場が荒れることが珍しくない。また発言者の責任が追及できないため、場の責任者が代わりに責任を負う羽目になることもある。また発言者が特定できないためその発言にまつわる著作権の処理が曖昧になる。その具体的な事例は2chで多数目にすることができるだろう。

匿名の欠点は承知しつつも、匿名の利点を活かしたいので、私個人としては匿名の場は許容する方針をもっている。掲示板Wikiを作る際には基本的にAnonymousを受け入れる方針にするし、スラドみたいに匿名者をAnonymous Coward(いくじなし)と蔑称で呼ぼうとは思わない。

けれども、やはり匿名を許容する場にはAnonymous Cowardと呼んだ方がいい人も出てくるんだよなーと、「死にたいと思ったことがない人(http://www.ag.wakwak.com/~mai_u/umui/200302b.html#200302131803)」 のコメント欄を見ていて思った次第。

同じ匿名でも、単なるAnonymousとAnonymous Cowardは別物だ。Anonymousで発言するのは構わないけれども、Anonymous Cowardで発言するくらいならば、その発言は胸の奥で飲み込んでおくか、あるいは公でない場所で発言しよう。というのが俺のポリシー。他人に無理矢理押しつけようとは思わないけれども。

Published At2003-02-14 00:00Updated At2003-02-14 00:00