日記
ニュース系blogにWikiLikeのコンセプトはよく似合う (20:11)Edit

と思った。特にニュース系に限らず、個人Webサイトコンテンツ管理ツールCMS)として、キーワード検索を中心にコンテンツを管理するWikiLike的な思想は似合っているんじゃないかとは思っていたんだけど、ニュース系の記事をいくつか投稿してみたらその連携具合がとてもいい感じだ。

ジャンル分けとかタイトル付けとか、その辺りを真面目に管理するのはとても面倒くさい。理想的に正規化された情報をコンテンツとしてPOSTしていくシステムを作るのはそう難しくはないけれども、それを運用するのがとても大変だ。特に個人Webサイトのようなルーズに更新するコンテンツが多いものの場合、いちいちそのコンテンツのデータの正規化なんて考えていられない。

で、WikiLikeの場合はデータの正規化を投げ出して、すべてキーワード検索で実装する方針にした。ただし、全文検索は負荷が高くなりがちでいやなので、コンテンツごとにきちんとキーワードインデックスを用意する。キーワードインデックスの生成方法としては、日本語の形態素解析を行ったりする方法もあるけれども、WikiLikeではそれは使わない。ユーザーが意識してキーワードインデックスを作成する方針をとる。ただし、入力方法が面倒くさいのはいやなので、日本語対応Wikiでよく使われているブラケットネーム(二重大括弧でキーワードを囲む)を採用した。WikiLikeにおいてブラケットネームは、そのコンテンツのキーワードを指定する意味と、同じキーワードをもつコンテンツを検索するリンクと言う二つの意味を持つ。本文中に出てこないキーワードを明示的に追加することも可能になっているので、メタキーワード的なものはそちらに入力しておけばいい。

というシステムでニュース系記事を投稿していく場合、ひとまず正規化しやすい情報については自動的にメタキーワードとして放り込んでおく。で、本文を適当に書いていくときに、この文章で重要そうだなと思った部分はブラケットネームで囲んでおく。そうすると、類似キーワードをもつコンテンツが自動的に結ばれていく。

ちょっとユニークなメタキーワードを用意しておけば、それはジャンル検索用のキーワードとして使える。一般名詞すぎるものはキーワードとして登録しなければ、たまたま同じ単語を使っていただけの関係ないコンテンツは検索されないし。

自画自賛を書いているうちに疲れてきたので、本日の講釈はこれにて終了。

Published At2003-02-21 00:00Updated At2003-02-21 00:00