日記
“検閲”にまで踏み込む新世代のP2P対策ツール from ZDNet (20:11)Edit

>Audible Magicのソフトはデータストリームの内部により深く入り込むことのできる新世代のツールで、ネットワーク管理者は具体的に何のファイルが交換されているのかを知ることができる。

企業や学校なんかは結局そこまでやらないといけないんだろうな。でも、

>監視遮断ツールが広く導入されれば、Audible Magicのツールやほかの著作物データベースで認識できないように、送信データを暗号化スクランブルする手法が簡単に編み出されるだろう。

といった感じになるのは目に見えているけどね。たとえばWinnyのデータをチェックすることはできなそうだし、Winnyの暗号化の仕組みを解析してそれもチェックできるようにしたところで、別の暗号化を採用するのは簡単だ。それを解析する方が絶対にコストがかかる。

>ファイル交換アプリケーションに使われる「ポート」の遮断が試みられた。ポートは、特定の種類のデータのために用意されたコンピュータのドアのようなもの。しかし先進的なファイル交換プログラムでは、開かれたドアが見つかるまでトラフィックがポート間を自動的に移動するため、この戦術はやがて無効となった。

ってやり方もすでに無効だしな。限られたポートしか通過を許さなくしたところで、80ポートみたいなふさげないポートに乗っかって外に出られたら負けだろうし。

結局のところは、ネット上でのファイル交換を防ぐのは不可能であるという前提の元に何とかするしかないだろうな。ハードウェアキーを使ったライセンス管理とかが一つの方向なんだろうけど、根本的に著作権というものの扱い・考え方を見直した方がいい気がする。見直すってのはなくすって意味じゃなくてね。

Published At2003-02-28 00:00Updated At2003-02-28 00:00