日記
ソフト開発者、ハーバード大学に「ブロッグ活用法」を指南 from ZDNet (20:17)Edit

俺は(アメリカで言うところの)blogというものの捉え方について、考え違いをしていたのかも。この記事で語られているblogというものからは、「個人Webサイトを使ってコラボレーションを行うための分散型グループウェア」的な意味合いを強く感じる。中央サーバーをもたず、各個人ごとに管理するCMS(blogツール)が連携し、結果として集団としての活動を構成していくイメージ。

ただ、blogというものをそういう機能性が主であると捉えると、なぜそれがいちいち「新しいジャーナリズムである」的主張と結びつくのかわからない。分散グループウェア的コラボレーションツールとしての意味が強いのならば、その運用結果としてジャーナリズム的な意味合いが出てきたところで、それは単に可能性の一つに過ぎないのでは?

ジャーナリズムなんて色を付けずに、「公開された場(Web)での複数の個人活動が集まった結果として、そこに個人ではできなかった何かが生まれる」と捉えた方が、よほど可能性を感じるんだけどな。そこで生まれたものは、新しいジャーナリズムかもしれないし、技術の進歩かもしれないし、あるいは別の何かかもしれない。

Published At2003-03-06 00:00Updated At2003-03-06 00:00