日記
Sony's Idei - Part 2 from AlwaysOn (20:17)Edit

Sony's CEO Unplugged from AlwaysOnのパート2。今回の話は主にLinuxを中心としたOSに関する戦略および現状分析。

それにしてもLinuxに関して、

Ultimately, somebody needs to be responsible for the interoperability of the OS. So who will perform the function of Microsoft in the Linux world?

ってのはやっぱり重要なのか。確かになにか不具合が起きたときに、その責任者に「直せ」と言えないのは商売としては厳しいのかもしれないけど、ソニーとかならば社内にオープンソースプロダクトの不具合を修正できる人材を抱えておいて、いざというときに自前で対処できる体制を整えておいた方が、他社(マイクロソフト)による修正を待つよりも安全なんじゃないか?

In the past, every time that Microsoft developed a new OS, they wrote it using a different language.

ってのはNTのときに開発言語をC++に切り替えたことを言っているのかな? それ以降には特に大きな採用言語の変動があったって話は知らないけれど。今回の.NETでまた大きく変わっただろうけど、あれはまだマイクロソフト社内でもメインの開発環境にはなっていないだろうしな。

Our best strategy is to focus on selling entertainment content and hardware, and work with an experienced OS partner for the long term.

というわけで、基本的にソニーはOSを自分で作ることにはあまり興味がない――というか、OSを自分で作ったりするのはソニーにとって良い戦略ではないと思っているわけだね。でもその割にはPalm Sourceは買い取りたいとか言っていたけれど。あれはまあ現状でもすでにある程度完成したOSだからか?

Sun has problems with their management structure. We are supplying them SRAM chips so we know this.

ふーん、そうなんだ。「SRAMチップを供給している関係で、サンがマネージメント構造に問題を抱えていることを知っている」ってのもすごい話だな。直接取引をした相手にならばばれちゃうくらいわかりやすい問題なのか?

それにしても、企業のトップがこれだけ幅広く技術の現状を認識しているってのはすごいな。金関係のことだけでも考えなければならないことは山ほどあるだろうに。

Published At2003-03-07 00:00Updated At2003-03-07 00:00