日記
「コンセプトは“High Performance,High Confortable,High Desirable”」──米マイクロソフト ハードウェア部門 人間工学専門家 ヒュー・マクローン氏が来日 from ASCII24 (20:18)Edit

マイクロソフトのナチュラルキーボードはやりすぎだと思うけれども、マウスに関しては基本的に初代マイクロソフトマウス以来マイクロソフトのものを信用している。昔はロジテックも信用していたけど、無線キーボード&マウスで大ハズレを引いて以来信用しなくなった。そのマイクロソフトのハードウェア設計の中心人物が来日したらしい。とても面白い話が書いてある。

>マイクロソフトはハードウェア専任のエルゴノミストを置く唯一の企業

なんだそうな。本当かな? ほかにもありそうだけど。

>ハードウェアエルゴノミクスの使命は、性能がよく、快適に利用でき、欲望(所有欲)をそそるような製品を開発すること

所有欲をそそるってのは普通は商売上有利(売れる)ってところにつながるんだけど、でも実際は商売とは関係なく、実用だけを考えたとしても所有欲をそそるものの方が、人間工学的にいいのかも。

今まで俺は、機能性さえ高ければ見た目的なデザインなんてどうでもいいと思っていたんだけど、やっぱり機能とは関係のないデザインもちゃんと考慮した方がいいんだろうな。

>米マイクロソフトでは、ハードウェア設計は明確なプロセスに従って行なわれる。具体的には、製品のターゲットや利用場面を想定する“概念定義プロセス”、工業デザイナーがデザインを考える“エンジニアリングプロセス”、ハードウェアの仕様を決める“コンフィギュレーションプロセス”、デザイングループ全体での協議、ユーザーテストからのフィードバックという5段階のプロセスを経ることになる。

まあ普通の工程だと思うけれども、マウスとかキーボードの開発の場合は、3、4、5番目をいったり来たりするのが比較的難しくなさそうで、それがよい製品に結びつくのかな。多分マイクロソフトはソフトウェアの開発でも似たようなことをやっているだろうけど、マイクロソフト製のソフトウェアの場合は規模がでかすぎて、3、4、5番目をこまめにいったり来たりしていられないだろう。ソフトウェアの作り方としても、よほどモジュール化がうまくいっていないと作り直しが多くなりすぎるだろうし。

>キーボードを小型化するための努力はしている。今後出てくる製品ではより小さくなるはずだ

ってのはいいね。小さいマイクロソフト製のキーボードが出たら使ってみたい。

Published At2003-03-09 00:00Updated At2003-03-09 00:00