日記
自衛隊の指揮権を国連に預けてしまえ (20:18)Edit

大量破壊兵器を持ち、それを脅迫的に使っている国」と「大量破壊兵器のみならずありとあらゆる兵器を大量にもち、それを実戦で使っている国」のどちらがより危険なんだろうな。

少なくとも国際世論(を形式的に象徴している国連)を説得できない程度の理由で戦争を始めてしまう国の危険性は、大量破壊兵器を脅迫の手段として利用している国に勝るとも劣らないと思うんだけど。

やっぱり、国連を最低限味方につけることすらできずに戦争を始めてしまったという事実は、かなり大きい。

個人組織も、ある程度自分勝手に好きなことをやっちゃうもので、それが(私にとっての)結果として良かったり悪かったりするわけだけれども、そういう揺らぎがありつつも漠然と信頼していた最低限のラインを踏み越えられてしまったという印象。

9・11アメリカにとってそれくらい大きなものだったと考えられなくもないけれども、それと今回のイラク攻撃との結びつきを世論(あるいは私)に対して説得できていない現状では、それだけの理由で納得するのは難しい。

そしてそれにろくに事情説明もなく追随する日本政府同罪。そして、多分ほかの国の人にとっては日本人も同罪なんだろうな。きっと日本は確固たる信念を持ってアメリカを支持していると思われてしまっているんだろうし、日本人も基本的にはそれを支持していると思われているんだろう。

そういえばカナダって自国の軍をまるごと国連に預けているんだってね。だから今回みたいなことになってアメリカから協力を要請されても、「国連が動けば動きます」と言えるらしい。日本の自衛隊指揮権も丸ごと国連に預けてしまってはどうか? 「国連による国際平和維持のための軍隊」としたほうが、軍備の制限もなくなるし。

Published At2003-03-20 00:00Updated At2003-03-20 00:00