日記
2003F1オーストリアGP (13:49)Edit

予選1日目

久しぶりに録画を忘れなかった。金曜日に放送されると見忘れるから、土曜日の2日目の頭にもダイジェストを放送して欲しいなー。ってのはスカパーの話ね。地上波放送は全然見てないからどうなっているのか知らない。

で、ここ数戦予選1日目を見ていなかったせいで、その意味をどう判断すればいいのか非常に難しくなってしまった。最初の頃は「本気でタイムアタックしたら速い車がどれなのかわかるセッション」だと認識していたんだけど、結局予選1日目のグリッドはレースの最終結果にとってはあまりにも意味がないということで、各チーム各ドライバーの予選1日目に対する本気度がとても読みにくい。

従来の予選だったら、後からアタックする人間が前にアタックした人のタイムを見ながら、どこまで無理をするかの調整が出来ただろうけれど、今年のレギュレーションみたいに1回しかアタックできない場合は、自分の中で「1回しかタイムアタックできない(ミスが出来ない)中でのベストアタックをする」という走り方しかできないだろうし、その中で状況に応じて(現在の他車のタイムを見て)変えることができる幅というのは、各ドライバーそれほど大きくなさそうだ。あるいは変えることによるメリット・デメリットを比べるとメリットが大きくないのかな。というわけで、予選1日目に上位にきても、予選2日目のメリットがあまりないと考えているドライバーが多そうだ。

でまあ結局今回の予選1日目で分かったことと言えば、相変わらずフェラーリ(の新車)は速そうで、中でもミハエルは速そうで、マクラーレンはそこそこだけれどもフェラーリには勝てそうに見えなくて、ウィリアムズは速いけれども落ち目という感じで、ルノーはやっぱりテクニカルサーキットじゃなきゃすごくはなさそうで、BARは予選だけはそこそこ速いけれども本戦には全然つながらなさそうで、ジャガーもBARっぽくて、ファーマンは相変わらずダメだったって感じか。

予選2日目

セッション最後の方になって、前にアタックした車たちがセッションストップにならない程度に路面を汚して、その結果予選1日目に上位タイムを出したドライバーほど不利になるという展開は、(端から見た)話を面白くするという意味ではいいけれども、走っているドライバーにしてみれば納得いかないよなー。それでもポールのミハエルはすごいなー、という感想。

決勝

最後尾スタートのドライバーがスタートできなくなっても、再スタートにする必要はない気がするぞ。勝手に止まっていてくれればほかのドライバーのスタートの邪魔にならないし。

で、微妙に雨が降ったり、オイルをまく車がいたり、ミハエルの車の給油口が火を噴いたりしつつも、最終的にはミハエルの楽勝レース。トラブルがあってもまだ楽勝とは、本当に地力に差があるなー。あとバリチェロは、相変わらず速いんだけれども強さが足りない。ライコネンを育てるいいライバル(しかも将来倒されること前提。っつーかもう倒されてる?)になりつつあるぞ。ライコネンはミハエルがいなくなった頃に天下を取れそうだなー。となると、フィジケラ、トゥルーリあたりは、タイミングが良ければ(ミハエルがいなければ)天下を取れたのに、ってポジションになってしまうのかな。

それにしても、今年のウィリアムズは運もなさそうだ。FW14の貯金が尽きたときの悪い状態を思い起こさせるよ。FW16だっけ?(検索したところ、そういえばあれはセナが死んだ車だったよ) もともとすごく良かった車が少しずつ(相対的に)悪くなっていって、速いタイムを出せなくもないけれども運転しづらいし結果も出にくい、みたいな。ただ今回はピーク時にもチャンピオンシップを取れなかったってのは痛いね(って、もう終わったように言うなよ)。

そういやBARは今回決勝も速かったね。でもまあこのコースで速かったところで、次戦以降にさほど期待出来るわけではないけれど。トヨタもなかなかいい結果が出ないなー。ところでトヨタってまだダラーラ・ジャッドヤマハな感じなのかな? それとももう完全にトヨタチームって感じになっているんだろうか?

Published At2003-05-17 00:00Updated At2003-05-17 00:00