日記
"Trackback" が Google をノックアウト? from SEM-Research (20:18)Edit

>>例えばキーワード「X Panther discussion」で検索すると、Trackback ページばかりが検索されてしまいます。つまり内容のない空っぽのページで検索結果が埋もれてしまっているわけです。これではユーザーが探したい情報を見つけ出せない - 検索結果の精度の低下になっているのです。

これはつまりは、「ある話題について記述されたページ」そのものではなく、「ある話題に関するリンク集ページ」の方がGoogleにおける評価が上になってしまうことの是非なんだろう。

まあ現時点では、TrackBackがそういう意義のものとして有効に活用されているとは言えないし、さらにはTrackBack SPAMなんかの可能性も否定できないんで、そのあたりも含めて考えるともっと複雑になっちゃうんだけど、TrackBack本来の意義からシンプルに捉えるとそういうことになると思う。

で、俺的にはそれはそれで悪くないような気がする。まあGoogleの検索結果ページ自体が「ある話題(キーワード)に関するリンク集ページ」みたいなものだから、そこから飛んだ先がさらに「ある話題に関するリンク集ページ」なのは冗長だと言えなくもないけど、しょせんキーワードベースのリンク集であるGoogle検索結果ページよりも、人間の意志によって構築されたTrackBackページの方が、(当たりを引けば)より精度の高い「ある話題に関するリンク集ページ」になりうるだろう。

あと、ここで例として使われている「X Panther discussion」という検索ワードは、MovableTypeがデフォルトのTrackBackページタイトルに「Discussion on 〜」という表現を使っていて、しかもGoogle的に「Discussion」というキーワードは十分な重みを持っているため、たまたまそうなってしまったという話であって、MovableTypeがTrackBackページのタイトルに「Discussion」なんてキーワードを入れなければ、さほど目立たなかったのではないかという気もする。

実際問題「discussion」キーワードを使わずに、TrackBackページがGoogle検索の精度を低めている例って出せるのかな?

Published At2003-10-17 00:00Updated At2003-10-17 00:00