日記
違法コピーは死なず、ただ消え去るのみ from CNET Japan (20:18)Edit

>>Fade機能付きのソフトにはCDの傷に似たわずかな"破壊的"コードが含まれているが、ゲームのマスタープログラムが捜せるよう慎重に配置されている。磨耗のパターンが検知されれば、問題なくそのゲームをプレーすることができる。 >>しかしディスクがコピーされると、コピーする際に使用されたコンピュータのエラー修正システムが偽物の傷を自動的に消去してしまう。その状態でゲームをプレーすると、マスタープログラムはあらかじめセットされたパターンを検知できないため、そのソフトが偽物と判断できる。

いまいちわかりにくいんだけど、その辺の仕組みは従来の(フロッピーディスク時代なんかによくあった)コピー防止技術と似たようなものと考えていいのかな? メディアに物理(あるいは論理)エラーを含ませた状態を正常(オリジナル)とすることによって、コピー品(=エラーがないもの)を認識する仕組みってことで。

でポイントは、従来はコピー品の場合は「正常動作しない」としていたものを、この技術では積極的に「デモ版として動作する」としていることなのか。Fadeっていうといかにも「時間とともに変化(劣化)していく」っぽいけれども、その部分は別にこの技術に含まれている訳ではなく、「デモ版をそういう風に作ることも出来る」ってだけの話だよね。

「ユーザーによる違法コピーも宣伝手段として使える」という着眼点は素晴らしいけれども、技術的にはさほど新奇性はない気がするな。

Published At2003-10-17 00:00Updated At2003-10-17 00:00