日記
検索エンジン経由でのみアクセスできるページ (13:51)Edit

前に「検索エンジン経由の末端ページコミュニティ(http://mylog.ishinao.net/id/1025)」という話を書いたけれども、これだけ検索エンジンが一般化してくると、逆に「検索エンジン経由でのみアクセスできるページ」というアプローチもありかもしれない。

というのは、たとえばblogmapの詳細ページってのは、ランキングに入っているときにはアクセスするためのナビゲーションが存在しているが、ランキングから外れてしまうとそこにたどり着くすべがほとんどない。

しかし、blogmapは検索エンジン(特にMSN系)順位が高いので、一度でもクローリングされた詳細ページは、そのページタイトルなどを検索することで、容易に検索エンジン経由でアクセスすることができる。

以前までは、blogmapシステム自体でもタイトルキーワード検索を用意していたが、その利用者は非常に少なくほとんど使われていなかった。しかし今になって、それとほぼ同等の機能を持つ一般の検索エンジン経由でのアクセスが増え始めている。

こうなってくると、逆に検索エンジンからたどり着いた人をメインのターゲットとして、詳細ページを構成してみるというのも一つの手となるだろう。キーワード検索でやってきた、そのページに関する前知識を持たない人に対して、適切なナビゲーションを用意し、何らかのレスポンスを期待する、とか。

そうなると、そのページはもはや、本来それが構成しているはずのサイト(blogmap)の一部としての意義が薄くなり、広大なインターネットの一部において、「検索キーワード」というメタ情報によりその意義が再定義された存在となる。

サイト側では、ひたすら末端ページを生成し検索エンジンにクロールしてもらうだけで、それぞれのページの定義や評価(ランキング、リスティング、ナビゲーション)は行わない。各ページの定義や評価は、検索エンジン経由で訪れた人たちのレスポンスによって、形作られていく。

Wikiみたいな自由度の高い機能を末端ページに持たせることによって、システムによって制御されずまるで生き物のように自然発生・成長していくページたち。なんて感じになると面白いかも。

Published At2004-01-16 00:00Updated At2004-01-16 00:00