日記
付箋紙表現を使った究極のWiki (13:51)Edit

「変なもの(wema)」(http://www.mikihoshi.com/wema/)って、付箋モードをメインにするのではなく、一般的なWikiにアドオンとして付箋紙が貼れるような仕組みにした方がいい気がする。

WikiLikeでは、メインのWikiページとは別にコメント欄を用意することによって、ストックテキストとフローテキストを分離して管理できるようなアプローチを取っているんだけど、文書を作成・管理するときのアプローチとしてはストック/フローという分け方だけでなく、フラグメントと本文という分け方もあるだろう。で、そのフラグメント要素を付箋表現で管理するとかなり良さそうだ。

というわけで俺的な究極のWikiのイメージとしては、

  • メインの本文Wikiページがある(履歴付き)
  • それに対する議論など、時系列での付加情報を管理するためのコメント欄がある
  • メインの本文に対して、非時系列の付加情報を管理するための付箋紙がある

といった感じになると、(多人数による)文書作成・校正ツールとしてものすごく使いやすそうだ。

で、そういうものを実際に作るとしたらどんな感じになるだろうと、頭の中で設計してみたんだけど、一番ネックになるのは、従来型Wikiページはレンダリングするクライアントサイドの都合で表示イメージが変わってくるのに対し、付箋紙は基本的に固定のX、Y座標系で管理されるだろうから、付箋紙の位置がクライアントサイドの表示イメージの変化に追随できない(あるセンテンスに対する付箋のつもりで書いても、クライアントによって別の場所に表示されてしまう)ってところかなー。

付箋紙の位置情報を、もっとも近いDOM nodeとかとリンクさせれば、そこそこいい感じになりそうな気がしつつも、実際に付箋紙的なものを扱うときって、DOM的(文書構造オリエンティド)な考え方とは関係ない場合もあるだろうしなー。「どの行の近くにあったか(文書構造オリエンティドなY座標)+割合(%)表現でのX座標」なんて保存の仕方だったら、結構いい感じになってくれるかなー。

Published At2004-04-15 00:00Updated At2004-04-15 00:00