日記
「MM/本のメモ」のコンセプト (11:10)Edit

実は、上記のセクションで書いたあたりが、「MM/本のメモ」を作った一番の目的だったりする。

最近のマイブームは、それぞれの用途に特化した複数のシステム上にコンテンツを生成し、それらのコンテンツをライトウェイトに後付で結びつけて運用するアプローチだ。

その一つの手法としては、Estraierのestmerge.cgiを使い、複数システムにまたがる全文検索機能を利用した結びつけがあるが、全文検索による結びつけはデータ生成&運用が手軽な代わりに厳密性にかける(何となくキーワードで結びつくが、うまくインデクシングされないキーワードもあるし、誤爆キーワードもある)。

そこでもう一つの手法として考えたのが今回の手法。ライトウェイトなDBを用意し、必要最低限の情報を手軽に(trackbackやbookmarklet、各種検索機能によって作業を半自動化し、できるだけ入力項目を少なくして)登録できるようにする。そして、その情報をさまざまな切り口で汎用的なフォーマット(今回はRSS)で出力する。その利用方法は汎用フォーマットであるだけに簡単かつ自由だろう。

ちなみに「MM/本のメモ」は、当初上記のようなコンセプトの汎用システムを作ろうとしたんだけど、汎用システムにするとうまく手軽な入力環境および再利用性の高い軽量DBが作れそうもなかったんで、本(というかASIN)に特化した形で作ってみたものだ。うまく行きそうならばその他の用途でも作れるように拡張していく予定。

でもその前にblogmapとキメラ構造になっている部分をきれいにしなきゃね。というか、blogmapをもうちょっと使いやすいUIに作り直す予定なんだけど、あっちは情報量が多すぎて、使いやすくまとめることが難しいんだよなー。持っている情報/機能をすべて表に出そうとするのをあきらめ、単なるランキングサイトにすればそれなりに見やすくできるだろうけど。

というわけで、なんで「MM/本のメモ」なんていまいちぱっとしない名前を付けているのかというと、「MM」(Multi/Mobile/Mix Memo)がこのシステム全体の開発コードで、「本のメモ」はその一部なわけですね。

Published At2004-08-27 00:00Updated At2004-08-27 00:00