日記
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佐藤賢一の定番テーマである、ガスコンフランス王家三銃士がそろい踏み。ついでに今回はシラノ・ド・ベルジュラクもついている。シラノ・ド・ベルジュラクって名前しか知らないんだけど、ふつうこういうキャラクターなの? それともこれは佐藤賢一風の大幅アレンジバージョン? 一方のダルタニヤンは(いわゆる三銃士の頃よりも)ずいぶん年を取っていることもあり、やけに落ち着いたキャラクターになっている。傭兵ピエールの最後のほうみたいだ。基本的に佐藤賢一的に面白かったんだけど、ほかの作品と比べて長い分だけ面白かったかというと、正直ちょっとだれた。王妃の離婚くらいの長さで濃く書いてくれた方がうれしかったな。

Published At2004-08-30 00:00Updated At2004-08-30 00:00