日記
特定の記事のRSSを取得する方法 (20:10)Edit

ってのはなんか変な表現だな。「特定の記事データをRSS形式で取得する方法」といった方が正確か。いや「特定の記事のRDFデータを取得する方法」の方がより正しい気もするけど、欲しいのは単なるメタ情報ではなく、既存のRSSリーダー等で扱いやすいRSS(アイテムが1個しかないもの)形式のデータなんだよな。別にATOMでもいいんだけど。

ともかく、そういう方法(APIとか)って現在は用意されていない(新着RSSからその記事が外れてしまうともう取得できない)気がするけれども、あった方がいいよね。まさかいちいちBulkfeedsみたいなRSSの集積所を介して取るわけにもいかないし。一応trackback auto-discoveryなんかで使っている、HTML内に埋め込むRDFデータがその手のソースとして使えそうだけど、できればもっときれいな方法が欲しい。

というのは、Rubyist Magazineの巻頭言を読んでいて、

また、まとまったサイトを自力で立ち上げ、そのサイト運営と執筆とを兼務するのは何かと困難がつきまといがちであるし、載せる内容もある程度絞り込んでいかないと収拾がつかなくなりやすい。さりとて昨今流行の blog や web 日記などでは、 Ruby 関連情報の紹介とともに最近読んだライトノベルの感想や今夜のおかずや猫の写真を載せてしまいがちになるし、そのうちラノベサイトやごはんサイトや猫サイトになってしまう危険性も否めない。

ってあたりと、最近のtrackbackセンター系のネタを組み合わせると、いろんなblogツールから送られたtrackbackを使って、Webマガジンみたいなものが作れそうだなーと思ったから。

どんな感じのものかというと、Webマガジンはtrackback Ping URLを用意しておいて、そのWebマガジンで使ってもいい記事からtrackbackを送ってもらうようにする。しかし、そのtrackbackがそのままWebマガジンに掲載されるわけではない。Webマガジンの編集者がtrackbackをチェックして、Webマガジンに掲載したいものを選別する。んでもって、一回分の記事がたまったら、trackbackから取得した記事情報を使って、Webマガジンを発行する。

たぶんトップページはGoogleNewsみたいにタイトルと要約あたりを使って構成することになるだろう。でも、構成やグルーピング、見出しなどはWebマガジンでコントロールする。

さらに、表題にあるような「特定の記事のRSSを取得する方法」があり、しかもそのRSSにはcontent:encodedが含まれていた場合、見だしレベルではなく本文自体(余計なナビゲーション要素など抜き)もWebマガジン側で扱えるようになる。content:encodedの内容は編集できないだろうが、記事のデザインをWebマガジンにあわせることができるだろう。

そうすることで、本文記事の体裁もWebマガジン側でコントロールすることができ、ずいぶんWebマガジンっぽさが増す。トップページだけしかコントロールできないんじゃ、単なる豪華なリンク集になっちゃうしな。

また、利用するRSSデータはWebマガジン側で定期的に更新チェックをかけるようにすると、記事内容の更新権限は各サイトの記事執筆者が持ちつつ、Webマガジンとしての(レイアウトやデザインの)編集権限だけをWebマガジン側で持つことが可能になる。

次にtrackbackセンターを作る人は、どうせならそのくらいまでやってほしいなー。単にPing URLを公開してtrackbackを受け付けるだけじゃ公開データベース止まりだ。きちんとした編集者が自分なりの観点で編集(取捨選択、グルーピング、レイアウト)すれば、結構面白いものができると思うんだけど。

特に技術系のネタなんかは、こういうやり方でもかなりいいものができるんじゃないかな。

うがー

試しにRubyist Magazineにtrackbackを送ってみたら、全文掲載されちゃったよ。tDiaryのtrackbackってデフォルトで全文送るんだっけ? 今日はtrackbackの失敗が多い……。

Published At2004-09-10 00:00Updated At2004-09-10 00:00