日記
「簡単で馬鹿な仕組みを、馬鹿だなあと思って使う」ポリシー (16:32)Edit

コンピュータを使った処理に対して、無意識に完璧さを求める人って結構いそうだけど、単純な計算処理以外に関してはコンピュータ(というか、その上で動くプログラム)は結構いい加減なものだ。日本語処理に関するプログラムなんかは特に。そういうプログラムは、完璧な処理を行うことが目的なのではなく、完璧にはなり得ないことを知りつつもできるだけ世の中を便利にするために作られているのだから。

というわけで、はてな公聴会議事録より近藤さんの、

簡単で馬鹿な仕組みを、馬鹿だなあと思って使ってほしい

ってものをはてなダイアリーのポリシーとして周知させれば、トラブルの多くは解決するんじゃなかろうか。「完璧なシステムを作る(ために複雑なプログラムロジックや運用ルール、煩雑な調停作業を持たなければならない)ことが目的なのではなく、手軽で面白い(けど厳密に考えると誤爆やいたずらなどの問題もある)仕組みを使って楽しもうよ」なんだよってことで。

ただ、すでに使っている人の中で「そんなポリシーには賛同できない」って人に対する救済措置は必要だと思うけど。前に、「はてなコミュニティのもめ事を見ていると」で、

有料ユーザーと無料ユーザーにコミュニティ(技術的には、キーワードリンクやrefer自動送信などの及ぶ範囲)を分割しつつ、どちらに所属するかをユーザーが決められるようにする(有料ユーザーはどちらにも同時に所属することが可能)と、ちょっとはすっきりするのかもしれない。

って書いたけど、上記の「有料ユーザー」を「簡単で馬鹿な仕組みを、馬鹿だなあと思って使ってほしい」に賛同するユーザー、「無料ユーザー」を賛同できないユーザーに読み替えて適用するのが妥当かも。

Published At2004-09-12 00:00Updated At2004-09-12 00:00