日記
24dをちょろっと使ってみて (21:31)Edit

基本的なオブジェクトはあのくらいにシンプルにしつつ、ネットワークを自分を中心とした1:nよりももうちょっと先まで(n階層先まで)一気にたどれるようにして、3D表現を使って表示すると結構面白そうかも、とか思った。

前に3D方向に展開するBBSってのを考えたことがある。一般的なツリーBBSみたいに、ある発言に対してレスポンスをつけられるんだけど、そのときにレスポンスの方向をn方向(賛成、反対、別意見とか)で表現できるようにする。それを表示するときには3次元のネットワークとしてレスポンスのつながりが展開され、閲覧者は自分が興味のある方向へと話題の流れを追っていく。仕組みは(たぶん)面白いけれども恐ろしく可読性が低そうなBBS。

ただ、面倒くさそう(3次元表現を駆使するためには結構巨大なJavaScriptライブラリを作らなきゃいけなくなる)な割には、実用度が低くて一発ネタにしかならなそうなんで、実際には作らなかったんだけど、これをSNSでやると結構良さそうに思える。というのは、実用性・可読性の低さがSNS的なネットワークのつながりを表現するのに、ほどよい不自由さとなってくれそうだから。

思い通りに操作できて思った通りの結果が出てくるものは、実用性は高いけれども遊べる余地は少ない。ほどよい揺らぎや予想外の動作があってこそ、面白みが増す(って、はてなダイアリーのキーワードについて語っているみたいだな)。上記のようなインターフェースでつながりを表現することによって、きっちり正規化されたまともなデータベースを使っていても、ユーザーインターフェースのレベルで揺らぎや予想外の動作が発生してくれて、面白いことがおきそうな気がする。

「人」と「枝」と「物」という三つのエレメントから構成するといいかなー。「人」は参加者自身。「物」は参加者以外のあらゆる事物人。「枝」は、「人」と「物」、「物」と「物」とを結ぶ接続方法。「枝」はある程度種類を絞っておいた方がわかりやすいかな。「好き」「嫌い」「持っている」「興味がある」「賛成」「反対」とか。「人」と「物」のつながりはともかく、「物」と「物」のつながりをどう管理するかが肝になるな。「物」には「クラス」と「インスタンス」があって……とかまでやり始めると無限に仕様がでかくなってしまいそうだ。

なんてことを今はやっている場合じゃないのですよ。現実逃避は筆が進む。

Published At2004-09-14 00:00Updated At2004-09-14 00:00