日記
(19:24)Edit

西太后は民主主義の英雄だったというすごいストーリーを骨格に、清朝末期の中国を、

  • 貧乏な糞拾い出身の少年宦官
  • 不良少年出身の英才官僚
  • 西太后を始めとした、滅びつつある清朝政府首脳陣
  • 各国中国特派員たち

というさまざまな視点から描いた大作。西太后関連の話があまりにもトンデモすぎて、そこだけがいまいちむずがゆかったけど、後は相変わらずの浅田次郎節で面白かった。

特に最後ぐだぐだになりつつあったところで、主人公が見得を切るところがなんかやたらと格好良かった。なんかもう「チャー!」って感じ(意味不明)。

ところでこの辺の歴史的事実ってほとんど覚えてないから、どう見てもトンデモ度が高いこの小説の話が、俺の中で史実になってしまいそうな予感。

Published At2004-12-16 00:00Updated At2004-12-16 00:00