日記
使い捨て軽量クライアント+オンラインストレージ (15:32)Edit

OS組み込みされるIEとはまったく逆の発想だけど、今時ならばこっちのアプローチの方が受けるんじゃないか。ブラウザだけでなく、メーラーとかメッセンジャーとかまで含めて、インターネットクライアント環境を持ち運べるようにすると、家と会社で同じ環境を使いたい人とかが喜びそう(会社は喜ばないかもね)。

可搬性というとオンラインのASP的な方向が主流だけど、今ならUSBメモリとかiPodとかの持ち運び用ストレージに、その中で完結して動作するアプリケーションをつっこんだ方が便利そうだし、セキュリティ的にも安心(というか個人の才覚で完結する)だ。

と書いているうちに、可搬性のあるアプリケーションサービスの別のアプローチも思いついたので書いておく。

オンラインのストレージ領域と、それにアクセスするためのインストール不要な軽量アプリケーションを用意する。サービスを利用したい場合は、その環境にアプリケーションをダウンロードし、そのまま実行する。最初に認証を行いユーザーを特定すると、オンラインから設定等をオンメモリに読み込む。

で、いろいろ作業を行うけれども、基本的にオンメモリ or ネットワークストレージ上にしかアプリケーションはデータをおかない。少なくともハードディスクにはキャッシュすら保存しない。そして作業が終わったら、実行ファイルを削除すればまったく痕跡が残らない。

要はWeb上で行われているいろんなサービスに対して、軽量のクライアントアプリケーションを用意して、それを通してアクセスするようなイメージ。 インターネットカフェとかのWebブラウザを使うときって、セキュリティ周りをいろいろ気にする必要があるけど、使い捨ての軽量アプリケーションを用意し、それを使う限りはローカルディスクにデータが残らないことが保証されていれば、かなり気軽にあちこちで使うことができるようになりそう。まあキーロガーとか仕掛けられていたら負けだけどね。

試しにそういうアプローチのものを何か作ってみようかな。クライアントアプリケーションをいろいろなプラットフォーム(たとえば携帯アプリとか)で用意すると、さらに可搬性はあがるだろうし。今作りかけているWikiMemo(ゼロから作り直している)をそういうアプローチにしてみようかなー。

Published At2005-01-19 00:00Updated At2005-01-19 00:00