日記
タグってぇのは、ジャンルのことじゃないよね? (19:16)Edit

タグの難しいところは、単に自分が便利なように検索キーワードとして定義する以外に、他人との連携のために「他の人とも共有できそうなキーワードも入れておいた方が便利」だというところ。で、そういう一般化を行うとどうしてもタグは、カテゴリーとかジャンルとかレベルの曖昧な表現になってしまう。というか、そういうタグも入れておいた方が便利。

だから、

  1. 他の人と連携しやすいような誰でも使いそうな(曖昧な)タグ
  2. ちょっと一般的ではないかもしれないけど、何人かは使いそうな(中間的な)タグ
  3. 自分のみが便利な(入力した自分のみわかればいい特徴的な)タグ

なんて感じで、個人的な利便性とソーシャルな連携とのどちらも考えつつ、さらにシステム的な制限とか入力の手間とか別軸の制限も加わる中で、ある程度の文字数・時間内でタグを入力していくことになる。

で、そう考えると上記の3パターンのうちどれが正しい(より良い)というわけでもない。だから以前は、入力する人が好きなように使っていく中で、システム側がその中からソーシャルな連携情報として使えそうな情報を抽出していくのが無難じゃないかなーと思っていた。

けど、「[MM] タグの日本語揺らぎをロジックで吸収する (14:59)」で書いたように、当初使えると思っていた類似タグ抽出ロジックが使えなかったんで、現時点では、さっきの3パターンで言うところの2番目に相当するあたりを推奨タグとして、システム側で積極的に入力支援機能とかを用意して、ユーザーが入力する段階でそれらを使うようにし向けていく方がより良いんじゃないかなーと思っていたりする。

ただ、こうやって説明してきたニュアンスは多分多くのユーザーには伝わらないだろうし、だいたいこんな説明を書いてもユーザーはほとんど読まないで使うだろう。さらに、ニュアンスを理解してくれた人の中でも、実際にそれぞれが2に沿って定義したタグの揺らぎが大きいだろう。ということで、結局のところはもうちょっと様子を見ながら、なるようになっていく中で面白い解決策が見つかるといいなー、って感じなんですよ。

あと、MMの場合はソーシャルブックマーク的な使い方もできるけど、URLやASINや地図やテレビ番組をキーにした何でもメモツールであり、簡単個人ニュースサイト作成ソフト(mylistページの見た目をtDiaryテーマで装飾)でもあり、スケジュール管理ソフト(未来の日付でメモを登録)でもあり、個人ワークフロー(メモ種類とジャンルの組み合わせで、書籍購入管理などにも使える)ツールでもあるんで、タグ方面は個人的な趣味としていろいろやっているけど、このツール自体の機能としてはあんまりコアなものでもないんだよな。

Published At2005-02-11 00:00Updated At2005-02-11 00:00