日記
Re: 純粋後ろめたさ批判 (11:04)Edit

純粋後ろめたさ批判で書かれている話は気持ちはよくわかるけど、この手の公憤・思想に属する行動原理は、なかなか実際(直接的)には取りにくい。というか、俺の中での優先順位的には、「結果を出すこと」が優先で、「理想を追うこと」は二の次だ。

この手の活動をしていて一番コスト(特に精神的な)がかかるのは、今回のような人間関係・感情的なものに対応する部分であり、モチベーションを維持するためには、そこにかけるコストを最小にするアプローチが、戦略的に有効だと考えている。もちろん商売でやっているなら話は違ってくるけど(あらかじめ十分な準備を行うべきだし、何か起きたときの対策のコストを惜しんではいけない。逆に言うと、商売じゃないからこそ、その手の部分に手を抜いてもある程度は許されると思っている)。

ちなみに、アフィリエイト系サイトからのクレームってのは今までも何件か(メール等の非公開窓口経由で)来ているんで、BigBangさんが初めてというわけではない。ただ、今までのクレームは「要件のみ」といった感じで、具体的に何をどう考えているのかさっぱりわからなかったんで、その点BigBangさんのように公開で何をどう考えているのか表明してくれると、問題点が明確化するし、情報の共有・公知もできるんでありがたい。

で、自分にとって「結果を出す」ための一番いい方法が現状の対応(一番クレームの原因となると思われるポイントを、機能性を損なわずにつぶしておく)であり、「インターネットにおける意識改革・環境整備のために戦う」という選択肢は、割に合わなすぎて取る気になれない。まあ現時点ではそっち方向のモチベーションも余力もないってだけなんで、そのうちそういうのがやりたくなったらやるかもしれないけど(ただ俺は、議論(バトル)ならやってもいいけど、政治は趣味じゃない。政治的な議論ならばまあ範疇か)。

自分の(基本的な立ち位置としての)思想は主に行動で示しているつもりなんで、そういう間接的な表現+今回のhankakueisuuさんの発言とか関連するいろんな人の発言によって、世の中(インターネット)が(俺にとって)過ごしやすい方向になるといいなー、程度には思っている。現在俺がその手の活動にかけられるモチベーションは、せいぜいその程度のもの。

とか書くと、せっかくのhankakueisuuさんの政治的な発言の効果が薄れちゃうかもしれないけど、ああいう表現で書かれちゃうと、それを放置しておくよりはつつき返した方が俺的には気が楽なんで、できるだけ穏当な表現を使って書いてみた。

Published At2005-06-02 00:00Updated At2005-06-02 00:00