日記
時間軸でToDoリストを整理する (12:49)Edit

具体的な行動レベルまで展開したToDoリストの各項目には、時間に依存した内容が存在するだろう。たとえば、「○日までにやらなければならない」あるいは「○日にやらなければならない」あるいは「○日○時にやらなければならない」あるいは「来月以降にやらなければならない」など。

そのような時間に依存した内容は、その日、その時間にきちんと思い出すことができれば、それまでは忘れておいてもかまわないものが多い。たとえば、「来週の火曜日に歯医者に行く」のような項目は、その当日になるまで忘れておいてもかまわないだろう。また「来月になったらAさんに電話する」のような項目も、来月になるまでは忘れておいてかまわない。

そのように、時間に依存しており、現在は覚えておく必要がない項目は、その特定の時間にきちんと思い出せるような仕組みを用意しておけば、目の前のToDoリストからは削除してしまってかまわない。これもまた「不要なものは捨てる」の一種だ。

GTDでは、直近の一ヶ月(3031日)分は日付ごとの、それ以降の1年(12ヶ月)分は月ごとのフォルダを用意しておき、時間に依存する項目は、その中の該当の日付・月のフォルダに収納(移動)してしまう方法を提案している。

そして、時間に依存した項目は必ずそれらのフォルダの中にあるものとして、毎日該当の日付のフォルダを、月が変わったときには該当の月のフォルダの内容をチェックするよう習慣づける。それによって、時間に依存した項目は、該当の時間には必ずその存在を思い出せることになり、それまでの間は頭の中からすっかり忘れてしまっておいてもかまわないことになる。

ちなみに、おそらく本家GTDの紙+ファイリングをベースにしたやり方では、物理的なスペース等の兼ね合いもあって、この43(3031日+12ヶ月+現在)という分類の詳細度が提案されているものだと思われる。実際、人間が手軽に管理できる分類の詳細度も、この程度でちょうどいいような気もするが、コンピュータベースで管理する場合には、もうちょっと詳細度を細かくした管理ができるようにしていいように思う。

あと、この時間軸ベースの分類は、「ある特定の日時に行動する必要があること」の処理にはとても向いているが、「ある特定の日時までに(締め切り)行動する必要があること」をうまく管理することが難しいように思う。コンピュータデータの場合は、「特定のフォルダに入れる」のような単純な分類だけでなく、「ある期間すべてのフォルダで見える」ような分類も表現できるので、締め切りのある行動に関してはそのようなアプローチで表現するといいかもしれない。

Published At2005-08-24 00:00Updated At2005-08-24 00:00