日記
どっちがましだろうEdit

Trackback vs Pingbackを読んだだけで、元文章はどっちも読んでいないんだけど、ひとまずtrackbackとpingbackを比べてみると、

  • trackback
    • いいところ
      • 実装・利用例が多く、すでにデファクトスタンダード化している
      • (URLのみやりとりするping backと比べると)得られる情報量が多い
    • 悪いところ
      • 仕様レベルでノーセキュリティ。SPAM対策が難しい。
      • trackback ping URLの仕様うざ。機械専用の情報を人間様に入力させようとは、何事か。
      • auto discoveryの仕様もうざ。ないよりはましだし、動くことは動くけど。
      • trackback ping URLのせいで、リンク先URL、通知先(ping)URLを二重管理しなければならない。しかもその二つを結ぶラインは、auto discoveryという非常に弱いラインしかない。
      • 文字コード問題には現行仕様では対応している(結局初期の頃にshiroさんが言っていた仕様になったってことか)けど、実装レベルで対応しているところはほとんどなさそう。仕様のアップデートに関するアナウンスよわっ。
  • pingback
    • いいところ
      • シンプル&スマート。逆に言うと、必要最低限。
      • 人間は単にリンクするだけでOK(どこにどうやって送信するかなんて意識しなくていい)。
      • URLと受信するサーバーとが切り離されている(HEADなどに受信サーバーURL(固定)を入れておくだけでいい。trackbackもある程度は切り離せるけど、エントリー単位の情報は共有する必要がある)
    • 悪いところ
      • ほとんど使われていない。
      • これも特にセキュリティはないな。利用例が少ないからターゲットになっていないだけだろう。
      • 情報量が少ない(URL情報しか持っていない)。

ちなみにpingbackは2、3年前に調べて以来全然見ていないから、現行仕様では何か変わっているのかもしれない(けど、きっと変わってないと思う)。

とか書いていて思ったけど、trackbackはWindowsライクな仕様(リッチだけど穴を塞ぐのが難しい設計)で、pingbackはUNIXライク(シンプルなツールを、外部と(パイプで)つないで使いこなしてね)な仕様、なんてイメージが重なるな。

現行trackbackの利点って、すでにデファクトスタンダード化しているところだけって気もするし、いろいろ問題点を解消しようとした結果、現行仕様と互換性がなくなったりするようならば、何もtrackbackにこだわる必要はないよなー、とは思う。

っつーか今更URLをキーにつながるなんてチープなことは考えずに、みんなHyper Estraierの全文検索機能を持って、P2P連携を使って全文検索でつながっちゃったほうが話が早いじゃん、ってのはどうだろう。まあP2P連携もそんなに大量のノードはつなげられないだろうから(ってHyper EstraierのP2P連携機能は使ったことないけど)、動的ノード解決の仕組みを考える必要があるかな。

ってなんだかずいぶん話が発散したな。

Published At2006-02-22 00:00Updated At2006-02-22 00:00