日記
バーレーンGP予選Edit

今年の予選の第1、第2セッションは面白いな。ただ、今回みたいに赤旗とかのトラブルが出たときの影響がちょっと大きすぎる気がするから、その辺はもうちょっと何とかした方がいいかも。

で、それに対して第3セッションは、最初何をやっているのかさっぱり分からなかった。第3セッションには、燃料制限があるってことは知っていたけど、それがどういう意味なのかよく分かってなかったっつーか。

要するに、第3セッションは

  • 第3セッション開始時に入れた燃料で、決勝(のスタート)を走らないといけない。だから、第3セッション開始時には決勝スタートのための燃料を入れておく。
  • 予選中に使用した分の燃料は(周回タイムが極端に遅くなければ)周回数に応じて、決勝前に補給できる。
  • 予選でタイムを出すためには、燃料が少ない方がいい。だから、第3セッションの序盤は、終盤のタイムアタックのために燃料を減らすことに費やされる。
  • ある程度燃料が減った段階で、タイムアタックをはじめるチームが出てくる。ただし戦略によって、どの程度燃料が減った段階でタイムアタックをはじめるかの判断は異なるし、第3セッション中もタイヤ交換も可能なので、戦略の幅は非常に大きい。

って感じなのね。で、そういうことだって分かった上で、今回の予選の結果を考えると、フェラーリの1−2ってことの意味は、現状ではまだ何とも判断できない。少なくとも去年よりは速そうではあるけれども、ルノーやホンダとは戦略が全然違うんじゃん?って可能性がものすごく高そうだし。

なんて感じで、今年の予選の第3セッションは、単に見た目(序盤にみんなでだらだら走っている意味)がわかりにくいというだけでなく、その結果から決勝や各チームの実力が読みにくい、という意味でも分かりにくい。

ただ、このわかりにくさは、一応考えればそれなりのパターンに整理することは可能なので、ある程度情報がそろって、その解釈の仕方に慣れてくれば、F1の(見ての)面白さを増す効果があるかもしれない。

それにしても予想を外さなかったのはマクラーレンだな。今年も信頼性に問題がありそうと誰もが思っていたと思うけど、見事にその予想が当たっていることを示して見せた。しかも突然リアサスペンションが折れるって、去年のリアウイングが飛んだシーンとか思い出したな。ああいかん、今回も最初にリアウイングが外れて、それでリアサスペンションを壊したのか。サスペンションが折れた方が先かと思っていたよ。

一応レースに参加できているアグリチームは、ひとまず最初の数戦は走行距離を稼いでデータと(井出は)経験を蓄えつつ、他のチームの邪魔にならないように頑張りましょうって感じか。車が壊れないようならば、琢磨の方は2、3戦で下位チームの争いに参加できるようになるんじゃないかな。

Published At2006-03-11 00:00Updated At2006-03-11 00:00