テニス観戦記
テニス観戦記Edit

女子最終戦SFのクビトバ vs. ストーサーをちょっとだけ見たけど、この二人はどちらもスピン量が多くて、男子っぽい力強い球を打つなー。攻めが早いし、ショットバリエーションもあるし。

で、決勝の組み合わせは、

  • クビトバ vs. アザレンカ
になった。これはGAORAの録画を早送りしながら観戦。

出だし、アプローチがコードボールになったせいでパッシングショットで抜かれたのを、「アプローチが甘いから」と解説するのは、いくらなんでも変だろう。コードボールになったのを見てなかった?

クビトバの思い切りのいい攻撃は、まだ荒さも目立つけれども、さらに強くなる可能性が感じられていいな。強打だけじゃなくて、ネットプレイと左利きサーブというオプションもあるし。ディフェンシブな選手はそこから先の伸び代を感じないからなー。ナダルみたいに、デフェンスがただのディフェンスで終わらないような球質を持っていれば別だけど。

トルコって、主審は何語で話してるんだ。英語のコールの前に別の言語でコールしているっぽいけど。トルコ語?

クビトバは、出だし5ゲーム連取したあと5ゲーム連取されたのか。これはいい試合じゃなくて、ぐだり試合の類だろう。いくら荒さが目立つといっても、さすがに5-0から追いつかれるのはやり過ぎだ。

あと、気合の叫びはいいけど、フラストレーション発散のための金切り声は聞き苦しいな。これはまあ女子の試合ではよく見かける光景だが。

結局結果は、

  • クビトバ def. アザレンカ 7-5 4-6 6-3
ウィンブルドンと最終戦を取ったクビトバが、来年どうなるのか? ここで自信と安定感を身につけて、来年はツアーを支配するような展開になりつつ、復活してきたセレナやキムと熱い戦いを繰り広げるようだと、女子のツアーも面白いんだけどな。ドングリの背比べ的なトップ争いはストーリー性が薄くて面白くない。

ただ、最近の女子は一気にトップまで上り詰めたプレイヤーは、一気に失速してランキング下位に埋もれてしまうパターンも多いからなー。変に持ち上げられすぎて、現時点がピークにならないといいけど。

そして男子。ATP250ウィーンは、

  • ツォンガ def. デルポトロ 6-7(5) 6-3 6-4
復活してきたデルポトロとこの間錦織に負けたツォンガなら、ここはデルポトロが勝つと思っていたのに、ツォンガが競り勝ったか。これは錦織の現在の実力をはかるにはうれしい結果。

そして、ATP250セントペテルスブルグは、

  • チリッチ def. ティプサレビッチ 6-3 3-6 6-2
絶好調のティプサレビッチだったけど、ここはチリッチにやられたか。デビスカップで錦織と対戦するであろうチリッチが調子を上げているのは不気味だ。

そして今週は錦織も出場するATP500バーゼルとATP500バレンシア。

ATP公式OOPではなく、大会Webサイトのニュースページによれば、錦織の試合は火曜日の20時となっている。スイスとの時差は-8時間だから、日本時間だと水曜日の4時頃。その前の試合は18:30からのジョコビッチ vs. マリッセだし、その前は表彰式みたいなのをやるみたいだから、たぶんそれほど大きくずれることはなさそう。

今回はセンターコートだし、tennistvで見ようと思えば見られるはず。と思ったら、バーゼルはtennistvでは11/3以降のみ放送予定か。使えないな。gaoraも準決勝、決勝しか放送しないみたいだし。今回は生放送を見られる可能性は低そうだな。

Published At2011-10-31 08:53Updated At2011-10-31 08:53