テニス観戦記
テニス観戦記Edit

添田は今ドイツでチャレンジャーに出ているのね。1回戦は突破してる。全豪オープンの予選・本選きわどい辺りのランキングだし、この辺でもう一声ポイントを稼いでおくと楽になるだろうな。ペッチュナーが出ている以外はそれほど強い面子はいないし、決勝まで出て48ポイント稼ぐと、104位くらいまで上がって全豪本戦入りの可能性が高くなるが。

錦織のATP500バーゼル1回戦ベルディヒ戦をみようと早起きしたら、ジョコビッチがマリッセに2セット目を取られてセットオールに持ち込まれていた。けど、ファイナルセットに入って3ゲーム連取。久しぶりの試合で試合感が戻ってなかったのかな? で2セット目を取られて突然ギアを上げた?

そして4ゲーム目にジョコビッチのきれいなドロップショットをダッシュで追いかけて、ぎりぎり触れたが返せなかったマリッセが、そのまま止まりきれずに審判台の土台を構成する薄い板状の部分に右足を強打して倒れ込む。これは痛そう。試合はメディカルタイムアウトで中断し、うっすら血がにじむ右足太もも前部を氷で冷やす。左手首も軽くひねった模様。

一応患部をテーピングで固めてマリッセは試合に復帰。これはジョコビッチ、ドロップショットは使えないなー。せっかく調子が上がったところだったのに水を差された感じ。マリッセはその後ゲームをキープ。

その後キープキープで試合が進み、ジョコビッチのサービングフォーマッチで0-40とトリプルブレイクポイントを握られたのにデュースまで戻したときには、さすが勝負強いと思ったのに、結局ブレイクバックされちゃったのは、かなりだめな感じだ。決めにいったストロークのあまり惜しくないサイドアウトが多いのが問題か。

同じく長い休養開けのフェデラーが万全のコンディションで戻ってきたのに対して、この不安定なジョコビッチの復帰の仕方はあまりよろしくないなー。ジョコビッチの方は怪我もあったからその分は厳しいけど、それを考えても1年を通して休みを入れながらコンディションをキープする戦い方はフェデラーを見習わないと、1位を長くキープするのは難しそうだ。フェデラーよりもディフェンシブな分、安定感は出やすいプレイスタイルなのに。

最後はマリッセがジャストアウトを4連発してあっさり試合終了。

そして、続いての試合の選手入場。錦織、ちょっと精悍な顔つきになったか?

錦織1ゲーム目からブレークポイント。ベルディヒのミスが多い。サーブがイマイチ入らない。結局ベルディヒがキープしたけど、リターンゲームは互角に戦えるね。

錦織最初からダブルフォルト。トスを低くしてクイックサーブ気味に変えた? まさかドルゴポロフにならったのか? サーブの確率悪いなー。あっさりブレイクされた。

次のベルディヒのサーブゲームはあっさりラブゲームキープ。これで0-3。

錦織、サーブは従来のに戻した? あまりクイックじゃなくなった。でもまだちょっとクイック気味か? 絶対的な威力を上げることよりも、タイミングを早めに変えて的を絞らせない道を選んだのかな?

ベルディヒはサーブが入るとやはり強いなー。ストローク戦まで持っていけるかどうかは、サーブ次第か。

サーブのトスを低めにして、タイミングをクイック気味かつちょっとずつ変えて、早いリズムで攻めて行くスタイルは、錦織のプレイスタイルにはあってるな。ただちゃんと確率とクオリティを維持できるなら、だけど。

このベルディヒのサーブをブレイクするには、ベルディヒのサーブの入りがある程度悪くなってくれないと厳しそうだ。となると、自分のサーブはキープし続けるのが最低限必要だな。

やっぱりベルディヒクラスが相手だと、まあまあの球を続けているだけじゃポイントが取れないなー。自分から仕掛けないと。

第9ゲームはデュース4回までねばったが、結局ファーストセットはベルディヒが6ー3で取る。最後の粘りは悪くなかった。

セカンドセット。ベルディヒは無理せずいい球を打ってくるなー。基本スペックが高い。錦織楽々キープスタートかと思いきや、追いつかれつつも何とかキープ。

バックハンドの自由度の高さは錦織が勝ってるけど、それ以外の基本ストローク力はほぼ同等かなー。ベルディヒの方が厳しい攻撃をすることは少ないけど、無理しなくても勝てることが多いから、無理してないだけって感じだしなー。

おや、ベルディヒのダブルフォルトで降って湧いたブレイクポイント二つ。完全なチャンスボールをネットにかける錦織。もったいない。結局ブレイクできず。

錦織、クイック気味サーブを使ったサーブゲームにだいぶ慣れてきたか? クイック気味で速いサーブだけじゃなく、クイックだけど回転多めのサーブも混ぜてきている気がする。それとも疲れでサーブの速度が落ちているだけか?

ここにきて、ベルディヒのミスが増えて、錦織の攻撃が有効に働くようになってきたな。それでもブレイクはできないか。セカンドセット中盤からは錦織の方が押している展開なんだけどなー。

第8ゲーム、ようやくブレイクできた。これで5-3。次はサービングフォーセット。あっさり取って、これでセットオール。

錦織、セカンドセットを取った勢いを持続。あるいはベルディヒが不調を持続。そして第3ゲームを錦織がブレイクして先行。

朝の準備しているうちに錦織が2ブレイクして4-1。

あとはそのままキープキープで、錦織 def. ベルディヒ 3-6 6-3 6-2。最後は完全に錦織が圧倒していたな。ベルデイヒ相手にこんな試合ができるとは。

錦織は最初はかなりクイック気味にサーブを打っていたけど、後半は今までとあまり変わらない、膝のためがあるサーブに戻っていたな。全部クイックにするのではなく、時々クイックも使う感じで行くのかな?

  • ラマー def. ユーズニー 6-4 6-3
  • セッピ def. ミュラー 7-6(4) 6-7(5) 6-2
  • ブレーク def. フィッシュ 0-1 Ret.
  • ニーミネン def. ベルッチ 6-7(5) 6-4 6-3
  • ワウリンカ def. ドディッグ 6-4 6-4
  • ジョコビッチ def. マリッセ 6-2 4-6 7-5
  • 錦織 def. ベルディヒ 3-6 6-3 6-2

フィッシュは1ゲーム取った後にリタイアってどうしちゃったんだろう? どうやらハムストリングの怪我らしいな。こことATPマスターズパリの結果如何で、最終戦出られるかどうかきわどいあたりのはずだが、大丈夫だろうか。

Published At2011-11-02 07:39Updated At2011-11-02 07:39